日本で割合2%の富裕層(金融資産1億円超え)まであと少し、準富裕層トップ層の8000〜9000万円保有者が有利な運用法とは?完全リタイアは厳しい水準

5000万円以上の資産運用

日本で割合2%の富裕層(金融資産1億円超え)まであと少し、準富裕層トップ層の8000〜9000万円保有者が有利な運用法とは?完全リタイアは厳しい水準

金融資産が8,000〜9,000万円の規模になった時、どうしても「資産1億円」を意識してしまいますよね。

すでに1億円近い資産を持っている時点で、日本では相当にお金持ちの部類ではあります。

しかし、せっかくであれば一つ目の大台である1億円を達成したいものです。キリも良いですしね...。

 

以下の表はあまりにも有名ですが、野村総研の調査では1億円以上ー5億円未満が富裕層で日本には124万世帯いるとされています。

これは全体の2%程度です。小学校で30人のクラスに1人出るか出ないかといった水準です。

 

日本の富裕層・超富裕層の世帯数

 

 

すでに1億円の資産があれば完全リタイアは可能なのかどうかを別記事でも考察しました。

 

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この記事ではまずは1億円という第一段階とも言える大台にどのように乗せれば良いのか、また完全リタイアをするにはどのような運用を行なっていくべきなのかを考察していきたいと思います。

尚、筆者の資産額も同程度ですので、かなり読者に寄り添った考察ができると思っています。

 

 

最初の大台とも言える1億円の大台に資産を乗せるには?

基本的に8,000-9,000万円ほどの資産を保有する方はそれなりの事業、運用ノウハウなどがある方だと思います。

つまりはお金の増やし方をすでに熟知している方だと思います。

 

money growth

 

よっぽどの浪費をしたり、大きく相場を張って失敗するなどしない限りは、今までの方法を継続することで1億円は到達するでしょう。

M&Aで会社を売却した、IPOした、遺産相続、などなど急に大金が入ってきてしまった人も、後続の効率的な運用手法を踏襲していただければ問題ないかと思います。

 

 

資産8,000-9,000万円で完全リタイアしても大丈夫か?

大丈夫ではありません。これについてはすでに1億円で完全リタイアは可能なのかについて検討しており、結論としては完全リタイアNGとなりました。1億円以下の資産であれば当然に完全リタイアNGです。

 

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資産1億円というと、日本では「富裕層」の仲間入りといわれる水準です。 アメリカでは「ミリオネア(100万ドル)」と言われる水準ですね。為替を考慮すると少しずれますが、同じようなものです。   ...

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そもそもですが、安心して完全リタイアをするには2.3億円の資産がないと厳しいです。

計算としては以下です。

・年間の生活費は、30.5*2倍*12ヶ月=732万円(保守的に実費の2倍程度は余力を持つべきです)

・税前は732/79.685%=918万円(キャピタルゲイン税、配当税は日本は20.315%)

・918/4%=2,2950万円(一般的に現実的と言われる利回りは4%)

 

もちろん、どうしても仕事を辞めたくて、生活費を切り詰めてでもリタイアして自由になりたいということであれば1億円程度の資産でもリタイアは可能でしょう。

アルバイトなどもたまにしても良いのかもしれません。

 

しかし、現代は何が起きるかわかりません。暗号通貨などの台頭もあり、キャッシュも含め今保有している資産の価値が暴落する可能性すらあります。

わかりやすいのが2020年から続いてきた米国の株高による完全リタイア者の続出です。

「FIRE」という言葉が流行した通り、多くの人が米国株の上昇により多額の資産を手にしました。

 

2022年に入り、FRBが金融引き締めを本格的に始め、株式市場は暴落が続いています。

所謂「FIRE」をした人達はこの暴落に巻き込まれ、すでに資産を大きく減らしてしまっています。

完全リタイアとは資産を減らしてはいけないのです。

 

株式の下落に冷静さを欠き、気づけば大事な資産をリスク資産に注ぎ込み、さらに資産を減らした例もたくさん見てきました。

ギリギリでリタイアしてはいけないのです。圧倒的、資産の余力があってこそ完全リタイア、FIREは成立するのです。

Mental margin

 

筆者も約1億円の資産を保有していますが、今完全リタイアをするかというと、不安で無理です。

むしろここから資産を何倍にもして、不安を払拭し真の人生の楽しみを見つけたいと思っています。

 

資産1億円程度で満足してはいけない、その規模は何も成し遂げていない

筆者自身も1億円という数字は夢のような数字でした。社会人になるまで1億円というのは華やかな世界に生きる芸能人やスポーツ選手、有名な社長のみが保有できる資産だと思っていました。

当然一流のスポーツ選手などはたしかに数億円保有しているなどはザラです。

ferrari

 

しかし、実は中小企業経営者や、高所得サラリーマンであっても、「正しい運用」をしていることが多く、1億円という資産を手にしているケースを多々見てきました。

そして、資産1億円で満足する人は見たことがありません。

 

筆者も資産1億円程度を保有した身として、正直なことを話すと資産1億円があったところで生活は何ら変わりません。

今の生活の延長が続くイメージです。資産1億円ですと自分の生活の維持でいっぱいいっぱいです。

 

しかし、その資産規模が数億円と大きくなっていくと、自分の生活をなんとか維持できる水準から、家族、友人、仕事仲間とできることが大きく増えていきます。

結局、人は自分1人を満足させたところで幸福度には繋がりませんし数年で焦燥感で溢れた生活になることはわかりきっています。つまり、多くの人を巻き込んで幸福度を高めることができる生活水準を目指すべきなのです。

 

上を見ればキリがないのですが、資産1億円程度まで資産を築けたのであれば、とりあえずは資産10億円を目指すべきだと考えています。平均利回りが4%と考えても年間で不労所得が4000万円、税後で3200万円程度手取りで入ってくる水準ですね。

それも今の仕事を辞めずに、効率的な運用をしつつ目指していくべきだと思います。もちろん自身で事業を立ち上げ勝負をするなど、他にも選択肢はあると思います。

 

しかし、コツコツと複利を利かせ運用をしていく、大きく損をしないことこそが資産増加にダイナミックな影響を与えます。

 

 

10億円の資産規模を目指していく方法

本業の仕事に関しては、継続してさらに収入を上げていく努力をしていけば良いかと思います。

問題は資産運用ですが、日本ではどういうわけか劣悪な投資信託を購入し資産を減らすような運用をする人を多々見かけます。

どれだけ本業で稼いでも、間違った資産運用をしてその資金を減らしてしまっては、資産額は大きくなっていきません。

 

また、資産が大きくなればなるほど資産運用の失敗による被害は大きくなっていきますので、1億円程度の資産規模のうちに正しい運用を覚えておくべきでしょう。

 

さて、効果的な、正しい運用とは「スノーボール」という言葉で表せると思います。

snowball

 

元本を毎年のプラス利回りで徐々に大きくしていく内に、リターンが毎年増加していく仕組みです。

複利運用ともいいます。例えば1億円をスノーボール式で運用していくと以下の通りとなります。一般的な平均利回りである4%を適用します。

 

運用リターン

 

このように最初の元本が1億円で4%の利回りですとリターンは400万円になるわけですが、10年目には元本が1.5億円程度になっており、リターンが600万円になっています。

 

年数 元本 リターン
0 100,000,000 4,000,000
1 104,000,000 4,160,000
2 108,160,000 4,326,400
3 112,486,400 4,499,456
4 116,985,856 4,679,434
5 121,665,290 4,866,612
6 126,531,902 5,061,276
7 131,593,178 5,263,727
8 136,856,905 5,474,276
9 142,331,181 5,693,247
10 148,024,428 5,920,977

 

多くの人は派手なリターンを追い求めますが、実際は地味なリターンでもプラスをしっかり積み重ね、時間を味方にして資産を大きくしていくべきなのです。

上記はシンプルな投資ですが、ここに追加投資をしていくとさらにリターンは跳ね上がります。例えば以下は毎年500万円の追加投資をした場合です。

 

追加投資後のリターン

 

年数 元本 リターン 追加投資
0 100,000,000 4,000,000 +5,000,000
1 109,000,000 4,360,000 +5,000,000
2 118,360,000 4,734,400 +5,000,000
3 128,094,400 5,123,776 +5,000,000
4 138,218,176 5,528,727 +5,000,000
5 148,746,903 5,949,876 +5,000,000
6 159,696,779 6,387,871 +5,000,000
7 171,084,650 6,843,386 +5,000,000
8 182,928,036 7,317,121 +5,000,000
9 195,245,158 7,809,806 +5,000,000
10 208,054,964 8,322,199 -

 

上記は利回りがかなり保守的な4%の場合のリターンであり、この規模でも驚くべきリターンになっていると思います。

 

最も運用を行う上で気をつけなければならないこと、派手なリターン

派手なリターンを謳う投資業者はいつの時代もたくさん存在します。月利数%で毎月配当など、投資を考える人にはいつもそのような誘惑が待っています。

断言しますと、そのような常にハイリターンという投資は存在しません。

 

実際には存在しますが、99%がたまたま相場が良い年に博打に成功しただけの投資であったり、またはただの嘘(違法)だったりします。

投資を検討する際には、「長期的な運用実績」と「運用者の経歴」を特に注意してみるようにしてください。

この2つを意識できれば、そうそうおかしな投資先に突っ込んでしまうようなことはありません。

 

スノーボールを実現するための投資先は?

まずは、アセットクラスという点では株式に投資することが最も間違いない選択肢になると思います。

債券も魅力的ではありますが、現代では3程度のリターンが限界となりますので少々機会損失が大きいです。

 

どの時代も株式投資で運用するのが間違いないというデータがあり、これは今後も揺るぎないと思いますので、アセットクラスは株式を選ぶようにしましょう。歴史に学ぶべきです。

 

長期的に株式は有望な資産であり続けている

 

選択肢はヘッジファンド、インデックス投信

すでに様々な記事でなぜアクティブファンドではなくインデックス投信なのかについては解説しましたのでここでは割愛します。

また、ヘッジファンドの有用性についてもここでは割愛します。以下の記事で確認してください。

資産1億円あったら運用で完全リタイア生活は可能か?ポートフォリオに組み込むべき投資先(預け先)を考える。(40歳・50歳・60歳夫婦で考え方は変わるのか)
資産1億円あったら運用で完全リタイア生活は可能か?ポートフォリオに組み込むべきおすすめの投資先(預け先)を考える。(40歳・50歳・60歳夫婦で考え方は変わるのか)BMキャピタルなどヘッジファンド、インデックス投信、不動産

資産1億円というと、日本では「富裕層」の仲間入りといわれる水準です。 アメリカでは「ミリオネア(100万ドル)」と言われる水準ですね。為替を考慮すると少しずれますが、同じようなものです。   ...

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ポートフォリオ比率としては以下で筆者は進めています。

筆者が資産1億円の時のポートフォリオ:

  • 国内ヘッジファンド:70%(年利回り10%以上を目指す)
  • 米国インデックス投信:20%(年利回り6%を目指す)
  • 世界インデックス投信:10%(年利回り4%を目指す)

 

ヘッジファンドは、上昇相場でも下落相場でも安定的にリターンを目指せるファンド、インデックスファンドは超長期で持っておく運用です。

よりアグレッシブに資産を増やしたいという方はヘッジファンドの比率を高めても良いかもしれません。筆者は昨今の米国株の動向を見て、2022年の追加投資はヘッジファンドで実行する予定です。

インデックスファンドは株価指数が安値になっているので買いやすくはありますが、円安があまりにも進行していること、2、3年は下落相場が続き低迷する可能性は加味しています。

追加投資のタイミングはまだまだと考えており、下落相場の間でもリターンを確保すべくヘッジファンドへ資金を集めることを決断しました。

 

以上、資産1億円にもう少しという規模の方向けへの記事でした。参考になれば幸いです。

 

まとまったお金、効率よく運用するなら?

ヘッジファンド投資

投資信託分析

 

 

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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