カーボンニュートラルファンド「脱炭素ジャパン」の評判と運用成績(利回り)から投資妙味をチェック!

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カーボンニュートラルファンド「脱炭素ジャパン」の評判と運用成績(利回り)から投資妙味をチェック!

2022年12月5日

最近、クリーンエネルギー系の投資信託をよく見ています。

これは筆者が時代についていくため、次の投資機会を常に模索していることが背景となっています。(株式を見ると、2022年でもクリーンエネルギー銘柄は上昇しています)

過去に調べたのは以下の2つのファンドでした。

 

今回の記事では脱炭素ジャパンについて取り上げたいと思います。

 

脱炭素ジャパンとはどのようなファンドか?

 運用は野村アセットマネジメント株式会社(管理は三井住友トラスト)

運用指図を行うのは野村アセットマネジメント株式会社、財産保管、及び管理は三井住友信託銀行となっています。

大手が手がけるファンドですね。

 

会社名 野村アセットマネジメント株式会社
Nomura Asset Management Co., Ltd.
本社 〒135-0061 東京都江東区豊洲二丁目2番1号[ アクセス ]
TEL:(03)6387-5000 (大代表)
支店/営業所 大阪支店
福岡営業所
設立 1959年(昭和34年)12月1日
営業開始日 1960年(昭和35年)4月1日
資本金 171億8,035万円
株主 野村ホールディングス株式会社
事業内容 投資助言・代理業及び投資運用業に係る業務
役員数 取締役 7名 / 執行役員13名(取締役兼務2名を含む)
取締役 山本 誠一郎(取締役会議長) / 小池 広靖(CEO兼代表取締役社長) / 渡部 昭裕 / 岸田 吉史
木村 明子(弁護士) / 前田 良治 / 鈴木 貴之
執行役員 社長
小池 広靖
常務
荒 幸三 / 鈴木 伸雄 / 荻原 亘
渡部 昭裕 / 本間 隆宏
執行役員
平松 剛 / 田口 信之 / 村尾 祐一 / 望月 洋幸 / 縣 清志 / 畦地 理代 / 中山 貴裕
社員数 社員957名 (2022年3月現在)
登録・免許等 野村アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第373号
加入協会 一般社団法人投資信託協会 / 一般社団法人日本投資顧問業協会 / 一般社団法人第二種金融商品取引業協会

 

非常に大きな会社で、設立は1959年と老舗、運用資産残高は70.1兆円あります。63年間金融ビジネスで収益を生み出してきた会社なのですね。世界中から70兆円を集めて運用しているメガアセマネです。

運用資産残高

 

野村アセットマネジメントが手がける代表ファンドはインデックスは以下のようなものがあります。

  • NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 (愛称:NF・TOPIX ETF)
  • NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (愛称:NF・日経225 ETF)
  • NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信 (愛称:NF・JPX400 ETF)

アクティブ投信は当ブログでも分析している以下のようなものがあります。

 

大手が手がけるファンドなので絶対にリターンが良い、ということはありませんので、しっかり後続で実績を見ていきましょう。

 

投資戦略(脱炭素企業への投資)

目論見書によると、日本国内の脱炭素への貢献が期待される銘柄に投資をするということで、テーマ株に特化してリターンを目指していくことがわかります。

わが国の株式の中から、個別企業の調査・分析等に基づいたボトムアップアプローチにより脱 炭素※への貢献が期待される投資候補銘柄を選定します。

■ポートフォリオの構築プロセス■

 

「脱炭素」(カーボンニュートラルとは)とは温室効果ガスの実質ゼロを目指すことです。

脱炭素とは

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」 から、植林、森林管理などによる「吸収量」 を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

※人為的なもの

カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。

 

今後はクリーンエナジー銘柄へ資金が流入していくのかどうか、それはどのようなタイミングかを投資家としては常に監視しておく必要があります。

 

組み入れ銘柄(ポートフォリオ上位銘柄の株価は?)

10月末時点の組み入れ銘柄は以下の通りとなっています。

 

銘柄 業種 市場 純資産比
東レ 繊維製品 東証プライム 4.20%
日立製作所 電気機器 東証プライム 3.90%
日本電信電話 情報・通信業 東証プライム 3.70%
大和工業 鉄鋼 東証プライム 3.60%
信越化学工業 化学 東証プライム 3.50%
本田技研工業 輸送用機器 東証プライム 3.20%
豊田通商 卸売業 東証プライム 3.10%
三菱ケミカルグループ 化学 東証プライム 3.00%
豊田自動織機 輸送用機器 東証プライム 2.90%
日本電産 電気機器 東証プライム 2.80%

 

東レ、豊田通商、豊田自動織機などが入っており非常に渋いポートフォリオです。

やはりオリジナル性溢れていますね。

 

ポートフォリオ一位の東レも年初来はプラスです。ベアマーケットの中、かなり踏ん張っています。

東レ

 

二位の日立製作所はなんと9%上昇です。今年はボロボロなファンドが多いですが、脱炭素ファンドはもしかしたら期待できるのかもしれません。

 

日立製作所

 

ファンド手数料

購⼊時⼿数料はに3.3%(税抜3.0%)以内、販売会社毎に定める⼿数料率を乗じた額となります。

信託財産留保額は0.3%です(売却時手数料)。

運⽤管理費⽤(信託報酬)は純資産総額に年1.584%(税抜年1.44%) の率を乗じた額です。

 

初年度は5%程度、というイメージですね。売却に手数料がかかるのはちょっとなと個人的な感情が芽生えます。

 

 

脱炭素ジャパンの運用利回り、成績を基準価格チャートなどからチェック

運用実績の推移

 

2022年10月末時点で基準価額は9,516円となっています。

東レや日立製作所がプラスリターンの割に、ファンド自体は運用して1年でマイナスリターンとなっています。残念ですね。

 

そもそもクリーンエナジーに貢献するという目的のファンドであれば、リターンを追い求めてはいけないのかもしれませんね。

筆者はリターンのある投資先しか興味はありませんが。

 

トータルリターンは以下の通りとなっています。まだまだ若いファンドなので実力を測れるものではありません。

ただ、脱炭素ジャパンファンドに関してはそのテーマが「流行るか、流行らないか」でしかないので、正直なところファンドマネジャーの実力云々ではなく、脱炭素が流行るまで保有して放置しておく、というのが適切な投資スタンスのファンドとも言えます。

しかし、それでは毎年堅実なリターンを積み重ねられません。

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率) 設定来
トータルリターン 3.90% -1.27% 1.02% -8.82% -- -- -- -4.84%

 

脱炭素ジャパンの掲示板での口コミ評判

SNSではまだまだ若いファンド故にあまり口コミは見当たりませんでした。

 


Yahoo!ファイナンスでの口コミ:

伸びないので、切りました(損切です)

名前だけはカッコいいけど、ファンドとしては零点。ホントに腹立たしい限りです。いつになったら期待に応えてくれるのやら?

ここ伸びないねえ ジャパンは見切り時?

突き抜けないなあ 日本の各企業にとって脱炭素が至上命題になってるけど
下請け、孫請け中小などに無理強いはしないでね
脱炭素は理想だけど、それだけじゃない

いい加減上がり調子になってほしいですね〜

ファンドマネージャー!
しっかりやって下さいよ!

手数料とか考えると、数百万円もこの投資信託を買うなら脱炭素関連の日本株を自分で調べて10銘柄位に分散して(ミニ株とか)買った方が良い気がするけど😅

 

かなりお怒りの投資家が多そうです。流行るか流行らないかですので、ある程度流行ったところで乗った方が良いと思いますね。

ブームとは結構長続きするので、ある程度流行ってからでも、乗るのは遅くないのです。流行る、とはそのテーマの中心にある銘柄が著しい株価上昇をした時です。

 

脱炭素で日本株で言えば東レではないでしょうか。

ブームが来るのを待つのはかなり厳しいです。平気で10年待つこともあるので、テーマ株投信とは本来投資時期を見極めるのがとても難しいのです。

 

今後の見通し

基本的に、この1年はブームがいまいちきておらず、株式市場もベア相場ですので、しばらくチャンスはないのではないかと思います。

そもそも、テーマ、ブーム銘柄というのは低金利時代にしか上昇しません。今は高金利です。FRBの政策をしっかり吟味し、利下げに転じるタイミングで株価が動意付くのであれば面白いですが、うんともすんとも言わないのであればそこに資金を預けている時間が無駄ですね。

 

いずれにせよ、今後2023年後半まで利下げはないでしょうから、しばらく脱炭素ジャパンのリターンが改善しなくても、それは当然のことだと思います。

 

 

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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