グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの評判は?構成銘柄の株価や過去の運用成績から評価!

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グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの評判は?構成銘柄の株価や過去の運用成績や掲示板の口コミを含めて評価!

2022年10月25日

→ 日本中の投資信託を分析

 

今回は「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」を分析していきます。

日興証券が組成しているファンドであり、名前が非常に仰々しいですが具体的な中身を見ていきましょう。

 

グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドとは

それでは目論見書から、詳細な中身を見ていきましょう。

 

投資対象は世界株式、2020年に流行した「破壊的イノベーション」銘柄

目論見書には以下の通りの説明がなされており、成長株に投資するということがわかります。

主として、日本を含む世界の金融商品取引所に上場されており、持続可能な未来に向けた課題の 解決に関連し、破壊的イノベーションを起こし得るビジネスを行なう企業の株式を投資対象とする 投資信託証券に投資を行ない、中長期的な信託財産の成長をめざして運用を行ないます。

 

「破壊的イノベーション」といえば2020年に爆発的なリターンを上げたETFファンドであるARKを思い起こさせますね。

読み進めると、ファンドの特色として「アーク社の調査力を活用します」と書いてありますので、ARKファンドですね。

 

「破壊的イノベーション」とは

既存の技術やノウハウの価値を破壊し全く新しい商品やサービスを生み出す、企業に投資すると記されています。

商品やサービスの性能をより高める「持続的(継続的)イノベーション」に対して、既存の技術やノウハウの価値を 破壊し、まったく新しい商品やサービスを生み出すものと当ファンドでは定義しています。

 

これはつまり新興企業、テクノロジー企業であることがほとんどでしょう。2020年のARKのリターンが爆発していた頃のポートフォリオ1位はテスラでした。

テスラは既存のガソリン車、ハイブリッドカーなどの業界を破壊しているところなので、確かに有言実行です。

 

筆者個人的にも、今はどのような銘柄が選ばれているのか気になるところではあります。

基本的にARKが投資するのはテーマ株であり、テーマ株は金融相場でのみ輝きます。2022年は引き締め相場であり、ARKファンドのリターンは酷いことになっており、グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの成績も厳しいであろうことは既に予想できてしまいます。

 

グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの構成銘柄は

以下が最新(2022年9月30日)の構成銘柄です。

銘 柄 名 通 貨 国・地域名 業 種 比率
テスラ 米ドル アメリカ 一般消費財・サービス 9.10%
ブロック 米ドル アメリカ 情報技術 5.30%
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ 米ドル アメリカ 情報技術 5.10%
CRISPRセラピューティクス 米ドル スイス ヘルスケア 5.00%
ロク 米ドル アメリカ コミュニケーション・サービス 4.30%
トリンブル 米ドル アメリカ 情報技術 4.20%
コインベース・グローバル 米ドル アメリカ 金融 3.80%
イグザクト・サイエンシズ 米ドル アメリカ ヘルスケア 3.50%
ユーアイパス 米ドル アメリカ 情報技術 3.50%
トゥイリオ 米ドル アメリカ 情報技術 3.10%

 

2022年現在、未だにテスラが1位のポートフォリオ、2位にブロック(スクエア)、3位にズームが入っています。

EVブーム、米国の紙幣ばら撒き、巣篭もりブームが全て終わっているにも関わらず、まだポートフォリオの上位にある理由がわかりません。

厳しい成績になっていることは火を見るよりも明らかです。ポートフォリオ上位3つの銘柄が年初来で半値になっているのですから。

テスラの株価 ブロックの株価 ズームの株価

 

ファンド購入手数料、信託報酬

手数料は以下の通りです。

購入手数料:3.3%(税抜3%)
信託手数料:年率1.6675%(税抜1.58%)

 

購入初年度は投資元本に対して5%程度がかかります。アクティブ投信は手数料が高めですよね。

リターンを出してくれれば文句はないのですが。

 

運用成績(利回り、リターン)

では、最重要なポイントである運用成績を見ていきましょう。

グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの基準価額

ダメなテクノロジー株みたいな成績ですね。IPOゴールしたかのような動きを見せています。

この手のファンドを組成するのであれば2020年初頭なのですが、2020年末までにズームやテスラなどの株価が急上昇。多くの投資家から人気が出て、証券会社が急いで作って2021年4月にようやくファンドを組成したという感じです。

つまり天井で組成したということがよくわかります。テーマ株ファンドはいつも相場の天井で組成されることを理解しておきましょう。

 

今回のグローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドはとても良い例です。設定来どれくらい下落したかというと-50%です。

1000万円を投じたら500万円になってしまいます。投資家泣かせですね。それでも証券会社は手数料というリターンがあります。

 

相場の天井を掴んでいるので、プラスになることはありません。次の金融相場で少しでも回復すると良いですよね。ちなみに以下のリターンは年初来の円安で+30%以上を享受しているにも関わらず50%の下落なのです。本来は80%程度のマイナスになっています。

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率) 設定来
トータルリターン -6.36% -4.23% -31.95% -47.28% -- -- -- -50.69%

 

-80%よりはマシですが、他の投資をしていればという感じです。ファンド選びとは本当に重要で、そして生半可な気持ちで投資する人には死が待っています。

 

思えば、金融相場が来てもズームなどはCovid19バブルの銘柄ですので、二度と株価は戻ってこないような気はするのですが。ポートフォリオを動かさないのでしょうか?

 

 

掲示板での口コミや評判は?

Yahoo掲示板では以下のような評判が見られました。退職金をつぎ込んでしまっている人もいるのですね・・・。退職金運用ではリスクを取ってはいけません。ここのファンドは最大限に高いリスクを承知の上で投資するようなファンドです。

 

「今更ですが、退職金なら、バリュー株などの高配当銘柄の方が良かったかも」

「みんな退職金つぎ込んだのかね」

「おまけに設定来大幅な円安が進んでいるにもかかわらずにねえ」

「はっきり言って、1年半で半額になるようなファンドって、なかなか無いよね。」

「低空飛行 資産が半分。老後の年金に必要と言われている金額がすっ飛んでしまった。せめて20%損まで戻ってくれたらと思う。6,000台になったらトントンとか、7,000になればどうにかなるという人の話を聞いて羨ましいと思うこの頃。」

「年末に向けて 株式の利益とこの投信の負債を相殺しようかと思って調べていたらNISAで買った分の負けは相殺できないようだ。そんなー

 

今後の見通し

しばらくは無理かと思います。

まず金融相場、業績相場、引き締め相場など株式市場にはサイクルがありますが、自分で株式市場の体温が測れない人はこのようなテーマ株に手を出してはいけません。

むしろ測れない人は投資信託を購入すべきではありません。投資信託は自分で銘柄を選ぶくらい難易度が高いです。

 

そして、今は金融引き締め相場であり、まだまだインフレは止まらず引き締めも終わらないため、グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンドの回復は時間がかかるかと思われます。

金融引き締めが長引けば、10年以上戻らないことも覚悟すべきなくらいのポートフォリオです。

以下のような投信も同じような状況です。

 

もっと良い選択をしていきましょう。

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結び

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長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

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資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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