(おおぶね)農林中金<パートナーズ>長期厳選投資ファンドの評判と運用実績(利回り)、見通しについて

投資信託

【愛称:おおぶね】評判の農林中金<パートナーズ>長期厳選投資ファンドの評判を徹底評価!米国株に投資するアクティブ投資信託は魅力的!?

これまでも複数の投資信託を考察した記事を書いてきました。

引き続き需要があるようなので別の投資信託を取り上げてみたいと思います。

「今回は農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね」の今後の見通しについて、過去の運用実績から考察していきたいと思います。

 

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねとはどのような投資信託か?

「おおぶね」は米国株に投資を行う投信です。ファンダメンタル分析を主体とした長期投資になります。

運用は農林中金全共連アセットマネジメント株式会社が務めます。運用合計資産総額は4.7兆円となっています。非常に大規模ですね。

 

農林中央金庫の関連会社となります。農林中央金庫と家ば、農業協同組合、森林組合、漁業協同組合の系統中央機関の役割を持つ金融機関としてあまりにも有名ですね。

ウィキペディアには国内最大規模のヘッジファンドと書いてありました。国が運営する法人ではなく民間の金融機関です。

しかし、所轄は農林水産省という少し歪みが生じています。

 

あまりここを深掘りしてもしょうがないのですが、農林中金長期厳選投資おおぶねは、農林中央金庫のアセマネ部門が運用していると考えればそれだけで良いです。

ただし、このアセマネ部門(農林中金全共連アセットマネジメント株式会社)に投資助言をしているのでは農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)です。

 

・農林中金バリューインベストメンツ株式会社(以下、NVIC)は、農林中央金庫の子会社として、 国内外の株式にかかる投資助言業務を行っております。

・運用メンバーは、日本において2007年から株式長期厳選投資を開始した当投資分野における フロントランナーの1社です。

・現在では、これまでに培った株式長期厳選投資ノウハウを最大限活用し、日系投資助言会社ながら 米国現地企業への訪問を地道に繰り返しながら(年6回程度の米国現地訪問)、投資先候補 企業を厳選することで、米国企業を対象とした株式長期厳選投資にかかる投資助言を行って います。

 

あまりメンバーのことは詳しく書いてありませんが、米国出張をして投資先を探してくるそうです。

繰り返しになりますが、米国株に長期投資するファンドです。

 

おおぶねの評判

正直投資においてはSNSの評判はほとんど流して良いものだと思います。

一応、いくつか見つけましたが、参考情報として。

 

 

 

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねのポートフォリオは?

気になるポートフォリオですがGoogle、amazon、アップルなどへの投資家と思いましたが、ディズニーがポートフォリオ1位となっており意外でした。

昔ながらの老舗の重厚なポートフォリオとなっています。

 

No. 銘柄 業種 比率
1 THE WALT DISNEY CO. コミュニュケーションサービス 6.70%
2 TEXAS INSTRUMENTS INC 情報技術 6.40%
3 AMPHENOL CORP-CL A 情報技術 6.40%
4 MCCORMICK & COMPANY 生活必需品 5.80%
5 VISA INC-CLASS A SHARES 情報技術 5.10%
6 COSTCO WHOLESALE CORP 生活必需品 4.00%
7 TJX COMPANIES INC 一般消費財・サービス 3.90%
8 CHURCH & DWIGHT CO INC 生活必需品 3.90%
9 SHERWIN-WILLIAMS CO/THE 素材 3.90%
10 NIKE INC -CL B 一般消費財・サービス 3.80%

 

上記を見る限り、大きなリターンは狙えないも、それなりに堅実な運用成績になっているのかもしれません。

日本の投資信託といえば、S&P500上位企業を入れるだけのアクティブ投信とはいえないような投信が多い中で、

おおぶねはオリジナル性を感じます(とはいえ王道銘柄が多いのは変わりませんが)。

 

運用実績(利回りは?)

堅実そうな運用ができそうなポートフォリオですが、とはいえ上記はポートフォリオの50%でありさらに分散されています。

残りの50%の運用次第でもありますが、どのようなパフォーマンスを上げているのか確認しましょう。

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン -0.94% -4.61% -1.77% 14.63% 15.07% -- --

 

直近3ヶ月は特に大きく損失を出していますが、3年では年率15.07%となっています。

おおぶねは4年運用なのでもう少し長い期間で運用パフォーマンス、つまりは実力を見たいところです。

 

下落耐性について特に筆者は懸念していて、2018年のチャイナショックがあった年はおおぶねのリターンは-2.4%に転じました。

堅実なポートフォリオですが、なかなか考えさせられますね。マイナスを出さない運用が本来は希望です。

 

また、今年の2022年初頭の株式市場の下げも大きく損失を出しており、下落耐性はやはり弱いことが確認できます。

米国株は今後、金融引き締めが本格化します。インフレ率を見ればもうこれ以上の緩和は不可能です。

 

現実、今起こっていることは高すぎるインフレ率による不況懸念、そして金融引き締めの開始です。

本来、不況が懸念されれば金融緩和は「開始」されるものです。しかし、引き締めを行わなければならないてんてこまいな状況に陥っているのです。

 

こんな状況は筆者も10年以上株式相場にいますが経験したことがなく、今後の株価は大波乱になると考えています。

 

Hottest Inflation Since 1982

1月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る大きな伸びとなった。前年同月比で40年ぶりの上昇率で、米金融当局に利上げ開始を一段と促す格好となった。広範囲に及ぶインフレ圧力を抑制するため来月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げを開始するという金融当局の意思は、今回の統計で強まったとみられる。短期金融市場は、米金融当局による引き締めペースに関する予想を強めた。

 

ウクライナ、ロシアの戦争もありますし、あまりにもネガティブな材料が多く、ファンドマネジャーの腕の見せ所とも言える相場です。年初から右肩下がり、大きく下落した分、取り戻すまでにどれくらいの期間がかかるかも未知数です。

 

ナスダック指数のチャート

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ビデオメッセージを新たに公開し「交渉は、ロシアがみずからの過ちによる犠牲を減らすことができる唯一の機会だ。私たちはずっと、対話の用意があるとしてきた。モスクワにいる皆さんに言いたい。話をする時が来た、今こそ話し合おう」と述べ、建設的な停戦交渉を進めるようロシア側に呼びかけました。
また、ロシア軍による激しい攻撃が続く東部のマリウポリから18日に9000人以上が避難したほか、設置された避難ルートでこれまでに18万人が退避したことを明らかにしました。

NHK

 

おおぶねに投資をするのであれば、この波乱の2022年を乗り越えられるのかを見届けてから、筆者は考えたいと思います。

急いで投資しなければならない先ではないですね。

 

まとめ

おおぶねについての考察をしてきました。

非常にシンプルに運用実績と市場環境から、おおぶねは2022年の結果を見たいと導き出しました。

2022年、2023年は下落相場が継続する可能性が高く、下落耐性の強いファンドで運用するのが最適解になるかと思います。

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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