2023年の今買うべき一番儲かる投資信託は?これから上がる投資信託銘柄をランキング形式で紹介!

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2023年の今買うべき一番儲かる投資信託は?これから上がる投資信託銘柄をランキング形式で紹介!

 

パンデミックから時間が経過し、現在はポストコロナ時代となっています。

近年は株式相場も激動の時代で2020年2月と3月に暴落したと思ったら、急騰して2021年末の株式バブルを引き起こしました。

しかし、2022年に入り相場が弱含み一点して下落相場になりました。

 

このような激動な状況を経験して現在2023年になっています。今後、世界のマーケットはどのような動きを辿るのでしょうか?

本日は現在までの相場の流れを整理した上で、2023年以降に魅力的なファンドについて詳しくお伝えしていければと思います。

 

2021年末まではグロース株が強い環境が続いた

まず以下の図をご覧ください。以下は2019年までのデータですがグロース株がバリュー株に対して強い相場が続きました。

2020年と2021年は更に顕著にグロース株が強い相場でした。

直近はグロース株優位の展開が続く

参照:Ruselle

 

リーマンショック以降2021年までは特にグロース株の代表格として今現在も世界を席巻したGAFAMの躍進により歴史的なグロース株相場となりました。

G Google
A Apple
F Facebook(現:Meta)
A Amazon
M Microsoft

 

日本でも以下の通りグロース株がバリュー株を凌駕したリターンを出していました。

TOPIX GROWTH
TOPIX VALUE

日本でも2021年まではグロース株がバリュー株に勝る成績

参照:Investing.com

 

この理由は主に金融緩和によってもたらされました。日本では2012年に黒田日銀総裁の元で異次元の大規模な金融緩和が実施されました。

しかし、米国や欧州ではリーマンショック後に迅速に緩和を実施していたので、日本は数年遅れて金融緩和に踏み切りました

 

金融緩和を実施すると金利が低下するのでグロース株にとっては追い風となります。

グロース株というのは将来の成長する業績を元に株価が算出されます。

そして将来の利益を現在に割り引く時に金利が高い方が現在の価値が低くなります。

逆に金利が低ければ将来の利益の現在価値が大きくなります。

 

企業の理論的な株価の算出方法

 

世界的な金融緩和によってグロース株に有利な環境が続いたいのです。

しかし、2022年から状況は一変します。

 

2022年以降はバリュー株が有利な展開に

2021年末まではグロース株が優位な環境が続きましたが、2022年に入ってから環境が一変しました。

以下は2022年以降のTOPIX GROWTHTOPIX VALUEの比較です。

2022年以降のTOPIX GROWTHとTOPIX VALUEのチャート推移

 

圧倒的にグロース株に対してバリュー株が強い状態となっています。

米国もグロース株の比率が高いナスダックを、バリュー株の比率が高いダウ平均が2022年以降耐えています。

ダウ平均
ナスダック総合指数

2022年以降のS&P500指数とダウ平均のチャート比較

参照:TradingView

 

世界的にみて2022年以降はグロース株をバリュー株が上回る展開となっています。

理由は簡単です。先ほどの逆です。金利が急騰しているためグロース株の価値が下落して大きく下落しているのです。

以下は米国の長期金利の推移です。ずっと金利は低下傾向でしたが2021年末から急激に金利が上昇しています。

 

米10年債金利の推移

 

なぜ、金利が上昇しているかというと皆さんの生活にも大きな影を落としているインフレが影響しています。

毎月のように食品価格やエネルギー価格、電気代、ガス代が上昇して生活費を圧迫しているかと思います。

日本もインフレに苦しんでいますが、欧米では日本の2倍から3倍の衝撃的な高インフレが国民生活を圧迫しています。

現在の米国のインフレ率は1970年代以来の50年ぶりの水準です。

 

インフレが発生すると各国の中央銀行はインフレを抑えるために政策金利を引き上げて対応します。

中央銀行というのは米国でいえばFRB、欧州であればECB、日本であれば日本銀行、英国でいえばBOEです。

日本銀行のみ金融政策を若干変更したにとどまりましたが、FRB、ECB、BOEは積極的に利上げを行い2023年になっても状況は変わっていません。

 

金利を引き上げると支払う金利が高くなるので、借り手が現象します。

借り手が減少すると、借り入れた資金を元に事業を各愛する機会がないので徐々に経済が萎んでいきます。

経済がしぼむと人々の所得が減少するので需要が減少してインフレが沈静化していきます。

インフレとは需給によって規定されますからね。需要が減ればインフレは収まっていきます。

 

そのため金利を上昇して未曾有のインフレをおさえようと政策金利を急激に引き上げているのです。

以下は米国のFRBの政策金利であるFF Rateの推移です。

1980年から一貫して金利を引き下げてきましたが。2008年のリーマンショック以降、2020年のパンデミック以降はゼロ金利の時代もありました。

 

FF Rateの推移

 

しかし、右端を見ていただければご覧の通り金利が急激に上昇しています。

とはいえ、今と同じインフレが発生した1970年代と比べると、まだまだ金利は低い状態ですね。

 

1970年代は3回にわたりインフレの波が発生して、そのたびに金利は高くなっていきました。

以下は1950年以降のインフレ率の推移です。

米国の1950年以降のインフレ率の推移

 

2021年後半から発生しているインフレが沈静化したとしても、即座にまたバラマキを行うと2波、3波が発生します。

一度発生した高インフレは人々の意識の根付き粘着します。

なぜなら、少しでも安くなると将来また高くなることを恐れて購入するという意識が定着するからです。

時代は韻を踏みます。2022年に発生した高インフレが何度も押し寄せる可能性は十分あります。

 

つまり、金利は何度も波をともないながら上昇していく可能性もあります。

そうなると、グロース株に対しては厳しい環境が続くことになります。

 

基本的にはバリュー株が強い局面の方が長い

今までの流れを説明してきましたが、基本的にはバリュー株が強い環境の期間が歴史的には長くなっています。

むしろ2008年以降のグロース株がバリュー株に対して優位な期間の方が異例だったということになります。

長期的にバリュー株が優位となっています

 

長期的に安定したリターンを取るという観点ではむしろバリュー株に投資をするファンドに投資することが重要になってくるのです。

それではいよいよ本題に入っていきたいと思います。

 

今買いのおすすめ投資信託銘柄ランキング

それでは今買いのファンドをランキング形式でお伝えしていきたいと思います。

第1位:BMキャピタル

 

BMキャピタルは日本で最も長い歴史のある国産のヘッジファンドです。

ヘッジファンドは安定的なリターンを下落を抑えながら実現しているので機関投資家や海外の富裕層から愛好されています。

 

ヘッジファンド全体のインデックスは以下の通り株価指数を大きくアウトパフォームした動きを実現しています。

しかも、下落を抑えながらというのが重要なポイントです。

ヘッジファンドと日経平均とS&P500指数のリターンの比較

 

BMキャピタルはバリュー株投資を高度なレベルで実践しながら上記のヘッジファンドインデックスと同様の安定した高いリターンを実現しています。

 

BMキャピタルの特徴

  • 年利10%程度の安定したリターン
  • 過去10年間マイナスリターンの年はなし
  • 東大卒外資系金融出身の敏腕ファンドマネージャーによって運用

 

BMキャピタルが実践するのは投資の神様「バフェット」の師匠である「グレアム」が開発した元祖であり王道のバリュー株投資です。

彼の意思を引きついだバフェットが運営する「バークシャー・ハサウェイ」は1965年から2000年まで35年間1度もマイナスリターンない運用を実現しました。

 

バフェットの運用

 

日本でも本格的なバリュー株を行う投資信託はないかと探しましたが、残念ながら見当たりませんでした。

バリュー株投資といっても雰囲気で低PERや低PBRといった銘柄に投資をしているものばかりで、精密に分析されている投信は存在しません。

 

グレアム流のバリュー株投資は企業の財務諸表を緻密に分析して、買った瞬間に理論的に利益がでる銘柄のみに狙いを定めて厳選投資を行います。

日本の株式市場は時価総額に比して上場企業数が多いので機関投資家やアナリストが精査の対象としない明らかな割安銘柄が多く存在しています。

つまり、バリュー株投資を行うという意味では非常に有利な環境が整っている株式市場なのです。

 

BMキャピタルは明らかな割安株を大量に取得して大株主として経営改善や資本政策の改善を促して「物言う株主」として能動的に株価を引き上げていきます。

市場環境に関わらず安定したリターンをだしてくれるので長期投資先として筆者のポートフォリオの主軸を形成しています。

詳しい運用手法や投資事例、更にファンドマネージャーがどのような人物なのかという点について面談で聞いてみるとよいでしょう。

 

 

BMキャピタルについてさらに詳しい情報は以下でまとめておりますので参考までに。

【BM CAPITAL】安定運用が評判のBMキャピタルの運用実績・利回り・投資手法を紐解く!日本のアクティビスト型バリュー株ヘッジファンドの実態は?
【BMキャピタル】日本最大のヘッジファンド「BM CAPITAL」の評判や口コミを紐解く!運用実績・利回り・投資手法の実態とは?

筆者は資産を飛躍的に伸ばすべく、ヘッジファンドとインデックスファンドに重点的に投資を行っています。 今回の記事では、筆者のポートフォリオの核となっている、BMキャピタル(安定して10%程度の利回りを長 ...

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第2位:(2621) iシェアーズ米国債20年超ETF(為替ヘッジあり)

2621

 

投資対象は株式だけではありません。様々な投信を分析しましたが株式に投資している投信で魅力的なものはありませんでした。

投資対象を株式に限らず広げることで様々な選択肢が生まれてきます。その1つが2621です。

 

2621は米国の長期債券に為替ヘッジ付きで投資することができるETFです。

上記のグラフをみると右肩下がりのように見えますが、これは金利が上昇を続けたことに起因しています。

 

債券の価格は金利が上昇すれば下落し、反対に金利が下落すれば上昇します。

重要なのは2023年に金利がどのように推移するかという点です。金利が下落すると考えるのであれば債券を購入することに妙味がでます。

 

以下は現在までの10年債金利の推移です。2022年の11月から一旦天井を打ったような動きとなっています。

米10年債金利の推移

 

現在、インフレは一旦収束する兆しを見せはじめています。勿論、第2波到来の懸念は根強くあります。というか来ると思っています。

しかし、2023年度中というスパンでみると景気後退が訪れインフレが沈静化するにしたがって金利は下落していくことがみこまれます。

米国のインフレ率の推移

米国のインフレ率の推移

 

そして、重要なのが為替ヘッジをつけた2621を選んでいることです。2621は普通の株式と同様に購入できる日本のETFです。

金利が下落して債券価格が下落する局面ではドル円も当然、下落していきます。ドル円の最大の決定要因は日米金利差ですからね。

 

2621が投資をしているのは米国の債券です。金利が下落して債券価格が下落してもドル円が下落してしまうと相殺されてしまいます。

そのため、多少の為替ヘッジコストを支払ったとしても為替ヘッジをつけておく必要があるのです。

 

 

第3位:ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)

ゴールドファンド(為替ヘッジあり)

 

3つ目の選択肢として推奨したいのが為替ヘッジ付きの金価格に投資できるゴールドファンド(為替ヘッジあり)です。

金の一番の価格決定要因は米国の実質金利となります。

 

メモ

実質金利 = 名目金利 - 期待インフレ率

 

2022年からインフレ率の上昇に伴い名目金利が上昇したことで実質金利も上昇してきました。

しかし、2022年末から名目金利が下落するものの期待インフレ率が横ばいで推移したため実質金利も下落に転じています。

今後、米国経済が不況に陥るにつれて名目金利が低下して実質金利も低下していきます。

 

米国の実質金利の推移

 

実質金利が低下する局面では金は大きく上昇していくので、ここからの局面を捉えるのは魅力的な水準となります。

ただ、債券と同じくあくまで2023年から2024年の序盤までを見越した中期的な投資先となります。

再びインフレの波が押し寄せると名目金利は急騰していくので金の価格は下落していきます。ここから1年を見越しての投資先となります。

 

 

まとめ

今回のポイントについて纏めると以下となります。

まとめ

  • 2021年まではグロース株相場、2022年以降はバリュー株相場となっている
  • 1番おすすめなのはいつでも安定したリターンをだしているバリュー株ファンドのBMキャピタル
  • 短期的な金利下落にかける債券ファンドや金へ投資する投信も候補となる

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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