【セゾン投信】セゾン資産形成の達人ファンドは危ない!?今後の見通しはやばい理由を解説しながら徹底評価!

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【セゾン投信】今後の見通しは危ない?やばい?最強と評判のセゾン資産形成の達人ファンドを徹底評価!おすすめしない理由も解説!

2022年3月15日

 

セゾン投信は「ひふみ投信」と並んで有名な独立系の投資信託です。

 

やめたほうがいい?不調にあえぐ「ひふみ投信」「ひふみプラス」の時代は終わった?まだ上がる?運用実績がひどくて今後の見通しも危ないという評判がたっている理由を分析して評価する!

 

セゾン投信は「セゾン資産形成の達人ファンド」と「セゾンバンガードグローバルバランスファンド」の2つのファンドを運用しています。

今回は旗艦ファンドともいえる運用歴も長い「セゾン資産形成の達人ファンド」について以下の点を踏まえて紐解いていきたいと思います。

 

✔︎ セゾン資産形成の達人ファンドの特徴
✔︎ 今までの運用実績
✔︎ 重要な今後の見通し

 

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴とは?

まずセゾン資産形成の達人ファンドの特徴をみていきたいと思います。

世界の株式に国際分散投資!

セゾン資産形成の達人ファンドが投資をするのは株式です。

また地域としては新興国を含めた全世界を投資対象としています。

 

最新の2022年12末時点でのポートフォリオ構成を全世界の時価総額に応じて投資するインデックスMSCI All Country world Indexと比較したものが以下となります。

全世界の平均に対して米国の比率を小さくして、日本、インド、欧州の比率を上昇させています。

 

All country 達人ファンド
2022年12月末時点
達人ファンド
2022年10月末時点
アメリカ 61.6% 42.8% 44.00%
日本 5.3% 13.1% 12.70%
インド 1.6% 4.5% 5.20%
フランス 2.9% 5.9% 6.10%
中国 3.3% 4.8% 3.70%
スイス 2.5% 3.6% 3.60%
オランダ 1.1% 3.5% 3.90%
アイルランド 0.1% 2.9% 3.60%
イギリス 3.8% 2.9% 2.90%
韓国 1.3% 1.4% 2.30%
デンマーク 0.7% 3.0% 2.00%
台湾 1.6% 1.5% 1.40%
スペイン 0.6% 1.2% 1.40%
ドイツ 2.0% 0.9% 1.30%
インドネシア 0.2% 1.1% 0.90%
その他 11.4% 6.9% 6.50%

 

地域別にみると北米が4x3%と小さく、その代わりに日本と欧州といった他の先進国を多く組み入れているという構成になっています。

米国も比率が小さいとはいえ、半分近くは米国という点に覇権国の偉大さを感じますね。

 

セゾン資産形成の達人ファンドの地域別構成比率

構成比率
2022年12月末時点
構成比率
2022年10月末時点
北米 42.9% 44.5%
欧州 26.2% 24.4%
日本 13.2% 13.0%
太平洋 2.5% 2.4%
新興国 15.2% 15.7%

 

おって見通しの欄でお伝えしますが、米国と欧州の株式市場は今後厳しい局面が期待されます。

妥当な投資構成であるといえるでしょう。

 

アクティブファンドに分散投資をするファンド・オブ・ファンズ形式で運用

では、どのようにセゾン資産形成の達人ファンドは世界の株式に分散投資しているのでしょうか?

普通に考えれば世界の株式に分散投資ということになりますが、それでは何千銘柄も購入しなければいけません。

 

そこで、セゾン資産形成の達人ファンドは「ファンド・オブ・ファンズ」という形式で投資をおこなっています。

名前の通り投資信託に分散投資をする投資信託ということです。

そして、投資をするのはインデックスに連動するファンドではなく、アクティブリターンを狙うファンドということになります。

セゾン資産形成の達人ファンドは以下の通り、9個のアクティブファンドに分散投資を行っています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドが分散投資しているファンドと構成比率

ファンド名称 比率
コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80 26.2%
コムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンド90 5.0%
スパークス・集中投資・日本株ファンドS 3.0%
スパークス・長期厳選・日本株ファンド 4.4%
コムジェスト日本株式ファンド 4.5%
バンガード米国オポチュニティファンド 20.6%
アライアンス・バーンスタインSICAW
USエクイティポートフォリオ
9.8%
BBHルクセンブルグ 9.7%
FSSAアジア・フォーカス・ファンド 10.9%
ファントベル・ファンド・エマージングマーケット 3.9%
短期金融資産等 2.0%

 

黄色のファンドは機関投資家しか投資することができないファンドとなっています。

そのため、個人投資家には組成することができないポートフォリオということになります。

 

手数料形態

手数料は購入手数料はゼロですが、信託手数料は1.34%±0.2%程度と曖昧な表記になっています。

これはセゾン資産形成の達人ファンドの信託手数料だけでなく、投資しているファンドに発生する手数料が存在するからです。

 

これが、ファンドオブファンズの弱点ですね。二重で手数料がかかってきてしまうのです。

以下は投資をしているファンドに発生する信託手数料です。

セゾン資産形成の達人ファンドの投資しているファンドの信託手数料

 

 

セゾン資産形成の達人ファンドの運用実績

では肝心の運用成績に移っていきましょう。以下はセゾン資産形成の達人ファンドの設定来の成績です。

 

セゾン資産形成の達人ファンドの基準価格の推移

 

全世界の平均であるMSCI All Country world Indexに連動するeMAXIS全世界株式インデックスとの比較は以下となります。

 

青:セゾン資産形成の達人ファンド
赤:eMAXIS全世界株式インデックス

セゾン資産形成の達人ファンドとeMAXIS全世界株式インデックスとのリターンの比較

 

最近まで全世界株式と同じリターンでしたが、直近の下落は大きく全世界株式に劣後したものとなっています。

動き方としては殆ど同じですね。全世界の株式が上昇するときには基準価格が上昇し、反対に下落するときには基準価格が下落しています。

 

直近の1年でみると、より顕著です。直近まで全くといっていいほど両者は同じ動きをしていました。

しかし、最近セゾン資産形成の達人ファンドの方が下げ足を早めています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドとeMAXIS全世界株式インデックスの過去1年の動き

 

 

今後の見通しは危ない!?セゾン投信をやめた方がよい理由とは?

投資をする上で重要なのは今までではなくこれからです。

今後の見通しが重要となってきます。先ほどお伝えした通り、セゾン資産形成の達人ファンドは全世界株式と殆ど同じ動きをしています。

つまり、世界の今後の株式の見通しが重要になってきます。

 

まず、2023年1月時点の認識として以下が挙げられます。

 

ポイント

  1. バラマキとサプライチェーン問題で世界的にインフレが起こり粘着している
  2. 米国や欧州での金融引き締めはいつまで、どの程度おこなれるか不透明
  3. 更にウクライナ問題が長期化する恐れがあり穀物や原油の上昇圧力が高まっている
  4. さらにリオープンした中国によるインフレ率の再燃が懸念されている

 

インフレが発生し、更に金融引き締めとなる局面では世界の株式市場は軟調に推移することが見込まれます。

更に、チャート上も全世界株はよろしくない形をしています。以下はMSCI All Country world Indexに連動するETFであるVTのチャートです。

 

MSCI All Country world Indexに連動するETFの株価推移

 

50日移動平均線(赤線)200日移動平均線(黒線)とデッドクロスし株価は安値を更新して膠着しています。

現時点で全世界株の値動きは相当脆い状態にあるといってよいでしょう。

 

更にセゾン資産形成の達人ファンドは直近、全世界株よりも脆い値動きとなっています。

株式市場が下向きで脆弱な局面でのセゾン資産形成の達人ファンドへの投資は危険度が高いと筆者は考えています。

 

2023年1月現在、まだまだインフレ率は6.5%以上となっており目標とする2%まで距離があります。

インフレは粘着を始めており長期的な傾向となる様相を呈しています。

FRBの議長であるパウエル氏はインフレを撲滅するまで金融引き締めの手を緩める気はないという決意を表明しています。

今後も相当長い期間、株価指数は厳しい推移をたどることが想定されています。

 

因みに現在と同じインフレが発生していた1970年代の株価の動きは以下となっています。

殆ど横ばいですし、場合によっては半値になるという事態もありました。

1970年代の株価推移

1970年代のSP500

 

指数と同様の動きをするセゾン投信も機会損失なので正直いっておすすめしません。

 

市場環境に影響を受けずに資産運用を行おう!

やはり長期的に資産を形成していくにあたって、短期的に値動きを忘れるのが良いと言われても気になってしまうのが人間の性です。

というか、暴落して確実に戻る保証もありません。狼少年のように本当に世界恐慌の時のように長年株価が戻らない時もあります。

 

そこで筆者は株価指数の影響を極力うけずにできる限り右肩上がりが望めるヘッジファンドという資産に投資を行っています。

ヘッジファンドは如何なる環境であってもリターンを狙うことを至上目的としているファンドです。

そのため、ポートフォリオの安定性の強化につながるので保険機関や大学の基金などの運用に積極的に用いられています。

以下はハーバード大学のポートフォリオですが、ヘッジファンドが最大のポジションとなっています。

 

ハーバード大学のポートフォリオ

 

ヘッジファンドは以下の成績をご覧いただければわかるとおり、

全世界株が下落する局面で上昇したり損失を抑制しながら順調に右肩あがりに資産を増やしています。

また、リターン自体も全世界株よりも年率で2倍以上と高いリターンをだしています。

 

ヘッジファンドは株式市場が下落する局面でもリターンをあげて素晴らしいパフォーマンス

 

日本から投資できるヘッジファンドについては筆者が実際投資しているファンドを含めて以下で纏めていますのでご覧ください。

 

【最新版】管理人が考える日本のおすすめヘッジファンドランキング!(投資信託・ETFを含む)個人投資家が投資失敗で大損しないための、富裕層が実践する哲学を理解しよう。

 

掲示板やTwitterや5chでの評判や口コミ

それでは実際のセゾン資産形成の達人ファンドの評判について取り上げていきたいと思います。

リターンの不満と結局インデックスでいいじゃないかという口コミが見られます。

 

Yahoo financeの掲示板①

資産形成の初心者の頃、郵便局でこれを勧められた。
アクティブとインデックスの違いすらわからなかったけど、販売する側は売りたかったんだろう
手数料も安いし確実に貯まりますよって言われた。

面倒だからしなかったが、これくらいのリターンならしないで正解だった

 

Yahoo financeの掲示板②

10年単位で見てもインデックスに勝てるかどうかだから、あれこれ考えずに素直にインデックスにしておいた方が無難

 

Yahoo financeの掲示板③

名前や顔を出してるだけで良心的と言えますね。
そうなんですけどアクティブファンドに求めるところは、リターンよりも保全ですね。
米株インデックスよりもリターンは少なくとも下落は抑えてほしい。
そうなれば利用価値はあるのですが・・・
現状このファンドはNISAで投資してますが、新NISAでも選択するかと言うと自分的には微妙です。

 

Twitter

【記事更新】 セゾン資産形成の達人ファンドは14年間生き残れたアクティブファンドですが、近年のパフォーマンスは楽天全世界株式、オール・カントリーと互角です。 アクティブファンドがインデックスに勝ち続けるのは難しいです。

@河童

 

5ch

そう、人まかせ投信ともいいます。セゾンが株式を選んで買っているわけじゃないのね。
ファンドと個人をつなぐ仲介業者ですかね。

5ch

2年達人積み立ててきたけど年内でストップ
こういうのをボッタクリ投信っていうんだろな

 

まとめ

今回のポイントをまとめると以下となります。

✔︎ 達人ファンドは全世界の株式に分散投資
✔︎ 米国株の比率は全世界インデックスより少なく日本やインドが多くなっている
✔︎ ファンド・オブ・ファンズ形式で運用
✔︎ リターンは全世界株式と同様
✔︎ 全世界の株式は2022年以降、2023年も軟調な推移が想定される
✔︎ 世界株式に連動せず高いリターンをだすヘッジファンドという選択肢も検討してみよう!

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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