日本株投資信託「スパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)」の運用実績・評判などを確認して評価してみた!

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日本株投資信託「スパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)」の運用実績・評判などを確認して評価してみた!

2022年4月3日

当サイトでは様々な投資信託を分析してきました。

「スパークス・ベスト・ピック・ファンド」というアグレッシブな名前のファンドを見つけてしまいましたので今回調査してみました。

 

名前だけ見るとこれを買っとけば大丈夫かのような雰囲気を出していますが実際どうなのでしょうか?

本日はスパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)の内容を紐解いた上で実績を含めて分析していきたいと思います。

スパークス・ベスト・ピック・ファンドとは?

JASDAQに上場する「スパークス・グループ」が運営しているスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運用しているファンドです。独立系運用会社です。

日本株に投資するファンドであり、先物取引を通じてリスクの低減を図り、中長期運用をしています。

少数銘柄に集中投資をしていくことを基本としているので、狙っているのは大きなリターン。

 

絶対収益型であるヘッジファンドという形で運用をしています。

このようなファンドであれば、毎年コンスタントにどれくらいの収益が出せているのかを見る必要があります。(後述)

スパークスベストピックのリターンの源泉

スパークス・ベスト・ピック・ファンドの概要

目論見書を抜粋します。

<商品分類>

  • 単位型・追加型:追加型
  • 投資対象地域:国内
  • 投資対象資産(収益の源泉):株式
  • 補足分類:特殊型(絶対収益追求型)

<属性区分>

  • 投資対象資産:その他資産(投資信託証券(株式 一般))
  • 決算頻度:年2回
  • 投資対象地域:日本
  • 投資形態:ファミリーファンド

 

投資対象とポートフォリオ

投資対象は、以下となっています。

わが国の金融商品取引所に上場している株式の中から、『魅力的』と判断した銘柄に投資します。

『魅力的』な銘柄とは、高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待出来、成長していく日本企業(新・国際優良企業)をいいます。

 

日本企業(新・国際優良企業)とは、国内市場で圧倒的シェアと強固なビジネスモデルを持つ、世界的ブランド企業としています。

 

スパークスベストピックファンドが源泉する国内市場で圧倒的シェアと強固なビジネスモデルを持つ、世界的ブランド企業

 

企業調査の着眼点などは、特段目新しいものではない気がします。

ポートフォリオは一体どうなっているのでしょうか?

以下は2022年3末時点での上位5銘柄です。

 

銘柄名 業種 比率
ソニーグループ 電気機器 7.8%
ソフトバンクグループ 情報・通信業 7.2%
日本電産 電気機器 7.1%
リクルートホールディングス サービス業 6.0%
シマノ 輸送機器 5.3%

 

日本を代表する企業に投資をしている感じですね。特段目新しさはありません。

因みに1年前に分析した時の上位銘柄は以下でした。殆ど構成は変わっていませんね。

長期投資を実践していることが読み取れます。

 

No. 銘柄 業種 構成比(%)
1 日本電産 電子機器・部品 6.84
2 ソニー 家電 6.64
3 ソフトバンクグループ 通信 6.04
4 リクルートホールディングス 人材サービス 5.68
5 キーエンス 電子機器・部品 5.49
6 シマノ 輸送用機器 5.38
7 ダイキン工業 機械 5.04
8 テルモ 医療機器 4.65
9 ロート製薬 医薬品 4.48
10 ユニ・チャーム 化学 4.27

 

 

スパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)の運用実績

それでは肝心の成績を見ていきたいと思います。

スパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)の基準価格の推移

 

2020年のコロナショック後に大きく上昇していますが、その前の2019年末時点はなかなかの落ち目だったように見えます。

そして、2021年後半から大きく下落しています。結果としてTOPIXにも劣るリターンとなってしまっています。

アクティブ投信として面目が潰れていますね。

 

2021年の上昇を支えたのは日本電産の株価の急騰でした。

しかし、2021年の後半から急落しています。結果として構成上位1位から2位に下落しています。

 

日本電産の株価推移

では具体的なリターンはどれくらいなのでしょうか?

データとして見ていきたいと思います。

 

1年 3年
(年率)
トータルリターン ▲9.57% ▲0.81%
標準偏差 10.53 7.72
シャープレシオ ▲0.91 ▲0.10

 

結局、投資をした結果、資産を減らすことになっていますね。

シャープレシオも当然マイナス圏となっており燦々たる結果となっています。

 

買うべきか・買わないべきか?

見てきた通り、スパークス・ベスト・ピック・ファンドは2020年こそ運用利回りが13.6%となりましたが、2019年はなんとマイナスです。

 

私個人が大事にしている価値観でもあるのですが、投資をする上で「損をしない」ことが最重要だと思っています。

これは投資の神様ウォーレン・バフェット氏の格言を参考にしています。

「第1ルール、損しないこと。第2ルール、第1ルールを忘れるな」というものです。

 

資産運用においては、1年で2倍、とか3倍、などというリターンを求めるものでもなく、またそれは実はあまり価値のないものです。

今年ファンドに預けて資金が2倍になっても、来年はマイナス、その次の年は微益、その次の年は大きくマイナス、などと、ボラティリティが激しい運用に価値はありません。コンスタントな積み上げと複利が最もインパクトがあるのです。

 

それよりも、しっかりと損を出さずに、安定的にリターンを重ねることが、富裕層への近道なのです。

バフェット氏は毎年20%前後のリターンをコンスタントに長年積み重ねたことから、

史上6人目の$100 Billion Clubに入るほどの資産を築けたのです。1,000億ドル(約10兆円)とは途方もない数字ですね。

 

Warren Buffett Becomes Sixth Member of $100 Billion Club

 

その意味で、スパークス・ベスト・ピック・ファンドは3年ですでにマイナスを出してしまっているところにどうしても信頼がおけません。

せっかく、安定したリターンを期待して投資した結果として資産を減らしてしまったら本末転倒ですよね。

以下ではしっかりと安定的なリターンをだせるかという観点でおすすめできるファンドを纏めていますのでご覧いただければと思います!

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

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資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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