楽天証券やSBI証券で購入できる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を徹底評価!セゾン資産形成達人ファンドと比較しながら紐解く。

投資信託

やばい?安定性が評判のセゾン投信「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を徹底評価!

2022年3月31日

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはセゾン投信が運用するファンドです。

以前、同じくセゾン投信が運用している「セゾン資産形成の達人ファンド」を取り上げました。

達人ファンドは株式のみに投資するファンドとなっていました。

→ 【セゾン投信】セゾン資産形成の達人ファンドは危ない!?今後の見通しはやばい理由を解説しながら徹底評価!

 

一方、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式と債券を半分ずつまぜるバランス型のファンドです。

今回はこのファンドについて詳しく紐解いていきたいと思います。

 

➡︎ 投資信託銘柄考察シリーズ

 

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特徴とは?

ではまず特徴について見ていきましょう。

ファンド・オブ・ファンズ形式で運用

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドも達人ファンドと同じく、ファンドに分散投資するファンドとなっています。

このような形態の投資信託をファンド・オブ・ファンズ形式と呼ばれています。

 

セゾンバンガードグローバルバランスファンドのファンド・オブ・ファンズ形式

 

組入れているのはバンガード社が運用しているインデックスファンド

上記をご覧いただければわかりますが組み入れているファンドはバンガード社にインデックスファンドとなっています。

インデックス投信は日経平均やS&P500指数のようなインデックスに連動することを目標としたファンドとなっています。

インデックス投信については以下でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

【セゾン投信】セゾン資産形成の達人ファンドは危ない!?今後の見通しはやばい理由を解説しながら徹底評価!

 

バンガード社は世界最大級の運用会社で運用資産残高は570兆円になっています。

現在世界のインデックス運用商品の約4割のシェアを握っておりNo.1となっています。

有名なVTやVTIもバンガードが組成している商品ですね。

 

株式と債券を50%ずつ組み入れている

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式と債券に原則50%ずつ投資するように設定されています。

株価が上昇するときには株式を利確して債券を増やし、

逆に債券が上昇するときには債券を利確して株式を増やして半分ずつの比率に保っています。

 

セゾングローバルバランスファンドのポートフォリオ

 

2022年9月末時点のポートフォリオは以下の通りとなっています。

セゾンバンガードグローバルバランスファンドのポートフォリオ

因みに2022年2月末時点のポートフォリオは以下となります。あまり大きくは変わっていませんね。

 

セゾンバンガードグローバルバランスファンド のポートフォリオ

ファンド 連動対象 9末構成比率 2月末構成比率
インスティテューショ
ナルインデックスファンド
(米国)
S&P500指数 31.1% 31.6%
ヨーロピアンストック
インデックスファンド
(欧州)
MSCIヨーロッパ
インデックス
7.6% 7.8%
ジャパンストック
インデックスファンド
(日本)
MSCIジャパン
インデックス
2.7% 2.8%
パシフィック
エックスジャパン
ストックインデックス
(豪州、香港、NZ、SG等)
MSCIパシフィック
エックスジャパン
インデックス
1.5% 1.4%
エマージング
マーケットストック
インデックスファンド
MSCIエマージング
マーケット
インデクス
5.5% 5.6%
USガバメント
ボンドインデックス
ブルームバーグ
バークレイズ米国政府債
浮動調整インデックス
28.6% 26.0%
ユーロガバメント
ボンドインデックス
ブルームバーグ
バークレイズユーロ政府債
浮動調整インデックス
17.6% 18.8%
ジャパンガバメント
ボンドインデックス
ブルームバーグ
バークレイズ日本政府債
浮動調整インデックス
4.3% 4.9%

 

リバランス効果が期待できる

基本的に債券と株式を半々に保つということはリバランスによる利益獲得を狙うことができます。

例えば、株式が上昇すると株式の比率が大きくなります。

 

しかし、株価が上昇するということは割高感がますということの裏返しでもあります。

そこで、割高となっている株式を売却して、相対的に割安となっている債券を購入してリバランスを行います。

 

セゾンバンガードグローバルバランスファンドのリバランス

 

自動的にリバランスを行なっていくことで相対的に割高な資産の利益を確定して相対的に割安な資産を購入していくことができるのです。

 

インデックスファンドを組み合わせているため比較的低い手数料水準

インデックスファンドを組み合わせているため比較的低い手数料形態となっています。

 

購入手数料 無料(ノーロード)
信託手数料 年0.57%±0.02%

 

なぜ0.2%の幅があるか疑問に思われた方もいらっしゃると思います。

これはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがファンド・オブ・ファンズであることに起因しています。

 

組み入れているファンドの手数料によって機動的に変わっていくということですね。

ただ、バンガードのインデックスファンドの手数料水準は低いため幅は小さくなっています。

 

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのリターン

それでは肝心なリターンについて見ていきたいと思います。

比較的安定したリターン

以下は運用開始以来のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのチャートです。

比較的安定してリターンを挙げているということができるでしょう。

セゾンバンガードグローバルバランスファンドの基準価格の推移

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2022年 0.47% -1.72% -0.69% -- --
2021年 6.83% 4.01% 0.47% 5.45% 17.72%
2020年 -10.20% 8.62% 3.96% 5.03% 6.50%
2019年 7.17% 0.40% 1.24% 5.55% 14.99%
2018年 -6.18% 2.67% 4.88% -8.84% -7.89%

 

とはいえ債券を半分組み入れている割にはリーマンショックで大きな損失を被っているのは気がかりですね。

以下では度重なる調整相場や暴落相場を無傷で乗り切っているファンドについてお伝えしています。

安定的に資産を形成したいと考えているのであれば、更に魅力的な選択肢があります。

 

【2022年以降】管理人が考える日本のおすすめヘッジファンドランキング!(投資信託・ETFを含む)個人投資家が投資失敗で大損しないための、富裕層が実践する哲学を理解しよう。

 

バランスファンド「eMAXIS バランス(4資産均等型)」と比較

同じく株式や債券を分散して組み入れているeMAXISバランス(4資産均等型)と比較していきたいと思います。

eMAXISバランスは「国内株式」「先進国株式」「国内債券」「先進国債券」を均等に組み入れます。

eMAXISバランス(4資産均等)のポートフォリオ

 

以下はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドeMAXISバランス(4資産均等型)とのリターンの比較です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとeMAXISバランス(4資産均等型)とのリターンの比較

 

殆ど同じ動きとなっていますね。

今後の見通しも厳しい

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは債券と株式を半々に組み入れています。

そして現在は残念ながら株式と債券ともに下落する局面にあります。

 

2020年のパンデミックが発生以降、米国を初めとした世界中の中央銀行は金融緩和を行い、政府は資金をばら撒きました。

結果として「お金」が世界中でじゃぶじゃぶとなり株価は上昇していきました。

 

しかし、過激に行いすぎたために2021年の後半からインフレが発生しました。

このインフレは1970年代以来の50年ぶりの水準となっており、インフレを抑え込むために今度は世界中で金融引き締めが行われています。

結果として今度は逆流現象が起こり株価は下落し債券も下落しているのです。

2020年以降の長期金利の推移

 

重要なのは今後も続くかということです。先ほどもお伝えしたとおり問題の今回となっているのはインフレです。

2022年10月現在、インフレはおさまるどころか更に進展してきています。正直いって根深い問題となっており解決の兆しはまだみえません。

以下は米国のインフレ率の推移ですが1970年代の水準となっています。

米国のインフレ率の推移

 

インフレが沈静化しないかぎりは金利は高止まりするので債券も株式も厳しい状況が続くことがみこまれます。

更に重要なのは現在のセゾンバンガードグローバルバランスファンドを支えているのは円安だということです。

成績も仮にドル建だとすると悲惨な結果になっています。

ドル円レートが急落する局面ではセゾンバンガードグローバルバランスファンドの基準価額も急落していくのです。

 

まとめ

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについて纏めると以下です。

  • ファンド・オブ・ファンズ形式で運用
  • バンガード社運用のインデックスファンドへ投資している
  • 株式と債券を半々で組み入れ
  • 今後は厳しい環境が見込まれる

長期的に安定的なリターンを積み上げ大きな資産を形成したいという方は、

以下で投資先としておすすめできるファンドをランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います!

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

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資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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