【2022年から始める堅実複利運用】信用できる日本国内おすすめヘッジファンドをランキングで紹介。投資失敗で大損しないための富裕層が実践する哲学を理解しよう。

ヘッジファンド

【2022年】個人投資家がアクセス可能な日本国内のおすすめヘッジファンドをランキング。個人投資家が投資失敗で大損しないための、富裕層が実践する哲学を理解しよう。

長期で資産を大きく成長させるために必要なこと、それは「毎年プラスの運用リターンを出す」ことです。

言い方を変えると「毎年絶対に運用でマイナスを出さない」ということです。

欧米のプロ投資家が口を揃えていう言葉が「派手なリターンは要らず、小さなプラスを長期に積み重ねることが重要」というものです。

 

あの世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏も同じことを言っています。

 

warren buffet

Value investors always take a long-term perspective, we want to think we are superior and are not concerned about getting rich tomorrow but over a period of ten-years instead.

Value investors are not concerned with getting rich tomorrow. People who want to get rich quickly, will not get rich at all. There is nothing wrong with getting rich slowly.

 

急いでお金持ちになろうとする人は、けっきょくはお金持ちになれないのです。時間をかけてお金持ちになるのは、ちっとも悪いことではありません。

 

お金持ちになるのは実は簡単です。堅実な投資を長年続けるだけなのです。

この思考はどんな商品を選ぶ上でも重要な「基準」となります。富裕層の思考は皆同様で、質実剛健な堅実複利運用で大きく資産を増やしています。

 

具体的に堅実運用の複利インパクトを実感してみましょう。

以下ではどちらのリターンが高いでしょうか?(どちらも足し引きすると+25%になります。)

 

<堅実運用>

  • 1年目・・・+5%
  • 2年目・・・+5%
  • 3年目・・・+5%
  • 4年目・・・+5%
  • 5年目・・・+5%

 

<人気で派手な運用>

  • 1年目・・・+30%
  • 2年目・・・-15%
  • 3年目・・・+20%
  • 4年目・・・-24%
  • 5年目・・・+14%

 

 

正解は・・・

堅実運用:1.05*1.05*1.05*1.05*1.05

= 27.7%/5年

 

人気で派手な運用:1.3*0.85*1.2*0.76*1.14

= 14.8%/5年

 

堅実運用が5年で+27.7%、人気で派手な運用は5年で+14.8%です。

堅実運用のパワーが理解できたかと思います。これを10年、20年経過した場合どうなってしまうのでしょうか?

 

上記の思考を念頭に置いた上で、年間で+40%、+50%のハイリスクな投資をしようと思いますでしょうか。

基本的にハイリターンの裏にはハイリスクが存在します。(あと、派手なリターンの方が宣伝が捗ります...。)

少々強い口調になってしまいますが、そのような投資をした時点で一生貧乏が確定するくらいに思ってもいいと思います。(そもそもそんな高い利回りは基本的に詐欺だと思います。本当なら世界中の投資家から資金が数兆円単位で集まるでしょう。)

 

堅実に運用していくという観点で世界の機関投資家や富裕層から注目されているのがヘッジファンドです。

ヘッジファンドはオルタナティブ投資の中で最も有名であり、また高いリターンが期待できるにも関わらず、実態があまり知られていません。

(※オルタナティブ投資=上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法)

 

しかし、欧米では主流のヘッジファンド投資もだいぶ日本でも浸透してきました。

それでも、ヘッジファンドは投資信託などのように公募の形を取らず情報があまりなく投資機会にも恵まれませんよね。

 

今回は失敗して投資で損をしないために(金額による実損失と見落とされがちな機会損失)、すでにヘッジファンド投資で10年近くの経験がある筆者が情報をまとめていきたいと思います。

筆者が過去に多くのファンドを分析した中で、際立っていたものをランキング形式で列挙します。

 

 

第1位:BMキャピタル

 

BMキャピタル

 

 

ここは筆者が運用を任せている先でもあります。色々とヘッジファンド、投資信託を購入してきましたが、結局理想的な数字を運んできてくれるのはBMキャピタルだけでした。

他のファンドも解約してBMキャピタルに集中させています。理由は言うまでもないですが長期で堅実運用してくれているからです。

 

損失を出さない」という哲学を本当に実践しているのはここだけではないでしょうか?非常に稀なファンドだと思います。

米国の電気自動車会社・テスラが広告宣伝費は使ったことがなくとも売れるように、相当既存出資者の口コミで出資者が増えているようですね(ヘッジファンドはそもそも派手な宣伝はできませんが)。

 

BMキャピタルについて、詳しくは以下の記事で長年の出資者としての知識を詰め込んでまとめましたので、参考にしてみてください。

↗︎↗︎↗︎BM CAPITAL】安定運用が評判のBMキャピタルの運用実績・利回り・投資手法を紐解く!日本のアクティビスト型バリュー株ヘッジファンドの実態を紐解く。

 

一応簡単に触れておくと、BMキャピタルは伝統的な「中小型株を中心としたバリュー株投資」を実践しています。

そして、年度ベースで一度もマイナスにすることなく安定したパフォーマンスを叩き出しています。

 

伝統的な「バリュー株投資」はその「企業の株価」が、「企業が保有する現金価値よりも低い」銘柄に厳選して投資を行います。

つまり、負債支払い後で1億円の現金を保有している企業を7000万円で購入しているのです(それ以外にも検討事項は当然、沢山ありますが)。

 

株式市場、コモディティ市場、債券市場、不動産市場...etc

世の中には多くの市場が存在し、関係は絡み合っています。そして、必ず「歪み」は存在し、そこが好機となります。

 

例えばBMキャピタルのバリュー株投資を挙げると、「もっと株価は高くても良いはずなのに、なぜか安い」といった銘柄を探し投資をすることになるのです。

なぜか割安になっている銘柄ですので、突発的なニュースが出ても下がる余地がなく、アップサイドしか存在しない安全な投資とも言えるのです。(習得は難しく、バリュー株投資の自称プロは世の中に沢山いますが・・・。)

結果的に、BMキャピタルはバリュー株投資を実践していることから、運用の下落耐性が高く安定的なパフォーマンスにつながっています。

 

2020年のコロナショックのような危機発生した3月もBMキャピタルは株価指数に対して大幅にプラスのパフォーマンスでした。

株価指数は30%下落するような厳しい環境下でした。

 

過去のリーマンショック、チャイナショックでも下落せずに安全に運用しています。

(リーマンショックが2008年でその頃から本格運用なので、もう10年以上運用しているベテランファンドマネジャーですね)

直近の2021年末から2022年の年初に日経平均が20%下落する局面も無傷で乗り切るどころかリターンも出しています。

幾度も下落局面を無傷で乗り切るBMキャピタル

 

ファンドマネージャーは今まで日本株のファンド運用を行ってきた方です。

経歴は以下の通りです。

 

  • 東京大学卒
  • 大学時代に株式投資サークルで継続的な高い利回りを達成(リーマンショック時もプラス運用)
  • 卒業後は一流金融機関・英国バークレイズ証券に入社
  • その後、東大・京大卒(投資銀行、総合商社出身)のメンバーを集めヘッジファンドを創設

 

東京大学

バークレイズ証券

 

ある程度の規模になると運用パフォーマンス維持のために出資者の募集を止めるファンドも多く、BMキャピタルがどれくらいの数の投資家を募るのかはわかりませんが、興味のある方は早めに話だけでも聞きにいった方が良いかもしれません。

そもそも長期堅実複利投資は始めるのが早ければ早いほど良いです。

 

 

 

第2位:オリエントマネジメント

オリエントマネジメント

 

 

 

BMキャピタルが盾として堅実に資産を形成してくれるパートナーとするとオリエントマネジメントは鉾的な要素の強いヘッジファンドです。

投資対象は今現在も世界で最速に近いレベルの成長を遂げている中国の株式市場です。

 

中国はまさに今、バブル時代の日本と同じ経済水準となっており国民が投資をする力が旺盛となってきている時期に突入しています。

米国についでイノベーションも起こり続けており期待できる国となっています。

一方、株式市場は10年前と同じ水準で停滞しており割安度が高まり続けています。

この10年間停滞している上海総合指数の株価

 

更に、現在中国は先進各国が金融引き締めを行う中、金融緩和を実施してチャンスが到来しています。

オリエントマネジメントのファンドマネージャーは新興国ファンドで実績もあり、2021年10-12月は中国市場が▲20%となる中、5%のリターンを叩き出しています。

多少値動きは大きい可能性もありますが、積極的に高いリターンを狙いたいというアグレッシブな方は検討してみるとよいでしょう。

 

↗︎↗︎↗︎【オリエントマネジメント】正に1980年代の日本!今飛翔の時を迎える中国株に投資をするヘッジファンド「Orient Management」の魅力をわかりやすく紐解く。

 

 

 

 

第3位:ひふみ投信

ひふみ投信

 

 

 

ひふみ投信は言わずとしれた藤野英人氏が運用している日本で最も有名な独立系の投資信託です。

2007年からのリターンは日経平均を大幅に上回るリターンとなっており注目を集めました。

青:ひふみ投信
赤:日経平均

運用開始以来のひふむ投信と日経平均の株価の比較

 

しかし、「カンブリア宮殿」に取り上げられた2017年行こうでみると著しくリターンが悪化しています。

以下の通り、日経平均と同じ動きをしながら劣後した成績となっています。

青:ひふみ投信
赤:日経平均

2018年以降のひふみ投信のリターン

 

カンブリア宮殿で取り上げられたことで申し込みが殺到して運用資産が増えたことで本来、得意としていた超小型株投資でリターンを出すことが難しくなったのです。

↗︎↗︎↗︎不調にあえぐ「ひふみ投信」「ひふみプラス」の時代は終わった?危ないという評判がたっている理由を分析して評価する!

 

今後、どのようにこの局面を藤野氏が打開していけるのか?

手腕が注目される局面となっています。

 

 

 

第4位:セゾン資産形成の達人ファンド

セゾン 資産形成の 達人ファンド

 

 

 

 

セゾン資産形成の達人ファンドは複数のファンドへの投資を通じて世界各国の株式に分散投資します。

世界中の優秀なヘッジファンド、投資信託をセゾンのファンドマネジャーが代わりに購入してくれるということですね。

 

国際分散投資

 

セゾン資産形成の達人ファンドはR&Iファンド大賞を最優秀ファンド賞を4年連続で受賞しております。

 

過去に以下を受賞しています。しかし、投資は過去より未来を見なければいけません。信頼できるファンドではあると思います。

  • 投資信託10年部門
  • 外国株式最優秀ファンド賞
  • 「投資信託部門」の外国株式優秀ファンド賞

 

セゾン投信に関しては、世界インデックス投資に近く、今後も金融緩和などが継続し続けるのであれば高い利回りで推移すると思います。

しかし、2022年は米国の利上げが実施される年であり金融緩和引き締めももう目の前です。

つまりは、金融引き締めは基本的に複数年続きますので、株価指数のリターンは高いものにはなりません。

 

実際に世界の株価指数が低迷した2018年はセゾン資産形成の達人ファンドも-12%の運用成績となっています。

世界の史上平均に連動するところがセゾン資産形成の達人ファンドの強みでもありますが、今後の市場動向でマイナスにも転じてしまうリスクもあるので2位に置きました。

ここから複数年は、COVID19バブル後の揺り戻しがありますので、個別株集中の割安株に投資をしなければ高いリターンは厳しいと思います。

↗︎↗︎↗︎ 【セゾン投信】セゾン資産形成の達人ファンドは危ない!?今後の見通しはやばい理由を解説しながら徹底評価!

 

1位のBMキャピタルは下落相場でも下落耐性が強く、市場平均をアウトパフォームし続けていることから1位にしています。

セゾン資産形成の達人ファンドも十分に優秀ではあります。

 

 

 

 

第5位:ストラテジックキャピタル

ストラテジックキャピタル

 

 

 

ストラテジックキャピタルはBMキャピタルと同じくアクティビストファンドとして活躍しているヘッジファンドです。

代表でありファンドマネージャーの丸木強氏は村上ファンドの創業メンバーとして活躍した人物です。

 

理念は素晴らしいのですが、ある程度規模のある企業に投資していることもあり、株主提案が実現する可能性は高くありません。

また、BMキャピタルのように本格的なバリュー株投資を実践していないので元本の安全性は高くなく年によってリターンが安定しないのが懸念点となっています。

 

↗︎↗︎↗︎  ストラテジックキャピタルとBMキャピタルはどっちがおすすめ?評判のアクティビスト戦略のヘッジファンド比較!

 

 

 

第6位:フロンティアキャピタル

フロンティアキャピタル

 

 

 

フロンティアは一発ホームランを狙うヘッジファンドです。投資対象はイランの株式ということで相当パンチが効いています。

イランは長らく米国からの制裁を受けていましたが状況が変わってきています。

イランは現在のロシアとウクライナ情勢を受けて、原油の安定供給を実現するために制裁解除となる機運が高まりつつあります。

大きく上昇する可能性のあるドリーム市場として検討してみるのも面白いでしょう。

 

↗︎↗︎↗︎ 【フロンティアキャピタル】ウクライナ危機で追い風!?イラン株に投資する評判のヘッジファンド「Ftontier Capital」について紐解く!!

 

 

第7位:ヘッジファンドダイレクト

ヘッジファンドダイレクト

 

 

ヘッジファンドダイレクトは以前「いつかはゆかし」というサービスを運用していた「アブラハムグループ」が運営しているヘッジファンドの仲介会社です。

アブラハムグループは無免許でヘッジファンドを紹介していたので、当局から注意を受けて業務改善の末、ヘッジファンドダイレクトとして転身しています。

 

ホームページでは魅力的なヘッジファンドを匿名で紹介していますが、実際にアクセスできるかは不明です。

というのもホームページにて、皆様にあったヘッジファンドを提案しますという記載があるからです。

最低投資金額の高さを理由に、魅力的なヘッジファンド以外のものを紹介されるリスクがある点には注意が必要となります。

 

↗︎↗︎↗︎ ヘッジファンドダイレクトとは?アブラハムから転身した仲介会社の口コミや評判を含めてBMキャピタルと比較。

 

 

第8位:日興レジェンドイーグルファンド

日興レジェンドイーグルファンド

 

 

 

 

日興証券の資産育成型の投資ファンドは、世界的な割安株に投資を行い年平均で10%程度の利回りを上げています。

株式市場の下落に影響されやすい成績となっているところは、割安株に投資している割には少し不安材料となってしまいます。

 

こちらも上記の資産形成の達人ファンドと同様の理由で、市場平均に連動しつつもブレ幅が大きく、金融引き締めには耐えられないのではないかと懸念しており、第3位に置いています。

 

 

 

 

第9位:ヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券で優良ファンド投資?直接投資の国内バリューファンド・BMキャピタルと比較

 

 

 

ヘッジファンド証券はヘッジファンドを運用している会社ではありません。

名前の通り、ヘッジファンドを仲介している証券会社ということになります。

 

以前、紹介していたエピック・ヘッジファンド・セレクション1は成績が悪いこともあり残念ながら2019年3月に召喚となっています。

現在もエピック社が運用するファンドが2つ用意されていますが、いずれも日経平均と同等又はそれ以下の成績となっています。

あまり投資妙味があるとはいえないでしょう。

 

↗︎↗︎↗︎ ヘッジファンド証券で優良ファンド投資?直接投資の国内バリューファンド・BMキャピタルと比較

 

 

 

第10位:エクシア合同会社

エクシア合同会社

 

 

エクシア合同会社はBMキャピタルと並んで有名なヘッジファンドです。

しかし、堅実運用のBMキャピタルと異なり怪しいヘッジファンドとなっています。

 

まず、運用手法が明らかにされていませんし、毎月プラスのリターンを不自然にだしています。

更に解約上限も設定されており、正直筆者としてはポンジスキームが怪しいなと考えています。

投資を行うのであれば、元本が返ってこないこともありうるという覚悟のもと行う必要があるということで10位としています。

 

↗︎↗︎↗︎ 評判のエクシア合同会社(EXIA)とBMキャピタルをわかりやすく比較!運用成績やスキームから考えておすすめなのはどっち?

 

 

 

そもそもファンドとは何か?公募ファンドと私募ファンドの違いを理解

ファンド

 

基本的なことになりますが「ファンド(FUND)」とは何を指すのでしょうか?

定義を最初に確認しましょう。

 

機関投資家や富裕層から集めた資金を運用する投資のプロたち。企業に投資してリストラなどを進めて企業価値を高め、最終的に売却益を得る「プライベート・エクイティー・ファンド(PEファンド)」や、デリバティブ取引を駆使して相場が上昇局面でも下落局面でも利益確保を狙う「ヘッジファンド」などがある。

(引用:ファンドとは

 

少し難しい言葉が並びますが、簡単に言えば投資のプロが機関投資家や個人投資家からお金を集めて運用し利益を狙う基金のことです。

 

投資のプロ

 

現在ではネット証券などを通して株式の売買も容易になりました。寧ろ簡単であることから大きな損失を出す投資家がさらに増えたというデータもあります。

会社員で株式投資をする場合、やはり市場が開いている時間も働いているので運用でリターンを出すのは難易度が高いです。

 

運用のプロに一旦預けてしまえば、運用成績だけ報告してもらいながら本業に勤しむだけです。

寧ろ、プロに運用は任せて、本業に力を注ぎ収入を上げるなどして、さらに追加投資をすることで資産を飛躍させることに集中する方が効率が良いです。

 

プロに運用を任せるデメリットと言えば、購入時の「販売手数料」「解約時の解約手数料」が発生することです。

しかし、これは事務手続きが発生しますので仕方のない部分ですね。無料で運用してもらうというのは無理があると思います。この手数料があるからこそのリターンでもあるのです。

 

さて、ここまでファンドの基本を押さえましたが、ファンドには大きく分けて「投資信託」「ヘッジファンド」の2つがあります。

この2つの形態の違いも次では理解していきましょう。

 

 

ヘッジファンド・投資信託との違いは何か?私募ファンド・公募ファンドを理解

投資信託とヘッジファンドの違い

 

ヘッジファンドと投資信託の違いを理解する前に、以下を頭に入れておきましょう。

 

  • ヘッジファンド:私募ファンド
  • 投資信託:公募ファンド

 

まずは、一般的に認知されている投資信託から解説していきます。

 

投資信託とは?

投資信託とは「アセットマネジメント(資産運用)会社」が作っています。

投資信託の数はとても多く存在しています。

 

あなたが投資を考えているのであればどの分野の金融商品を購入するのかを検討する必要があります。

 

  • 先進国
  • 新興国
  • 債券
  • 株式
  • リート

 

などなど、様々な金融商品があり組み合わせも考える必要があります。

投資のプロに運用を任せる割に手間が掛かりますよね。個人への負担が大きいです(責任も個人への割合が大きいです)。

 

また、投資信託の明確なデメリットとして「目論見書」で当初に定めた範囲内の取引に制限されます。

投資した株式が暴落し、ファンドの運用成績が振るわなくても、クレームをつけることは不可能です。

 

イマイチ、プロに任せて運用しているとは思えないのが投資信託です。

そもそも投資信託は「サラリーマンファンドマネジャー」が運用しており、サラリーマンファンドマネジャーのお客さんは投資家ではありません。直属の上司です。自分の人事評価が下がらない、他部署に左遷されないことが先決です。

 

運用に関しても、投資を実行するにあたって上司に「怒られない」「言い訳ができる」状況で漸く投資実行に移ります(上司が顧客に説明責任があります)。このスピード感で強者が争う市場で勝てるのでしょうか?甚だ疑問です。

 

実は...筆者の勤めている会社にも運用部門があるのですが、運用が上手いからファンドマネジャーになるのではなく、年功序列で十分に研修を受け、勉強をしてきたから、順番に運用担当者になっているという場合が多いです。

その運用担当者の中で、才覚のある人は他の有望ヘッジファンドのファンドマネジャーになる、または自分でヘッジファンドを設立してしまったりするので、実際に運用部門にプロと呼べる人はどれくらいいるのだろうかと筆者は強い疑問を持っています。

 

 

ヘッジファンドとは

ヘッジファンド(私募ファンド)は投資信託(公募ファンド)とは大きく異なります。公募ファンドはテレビCMなどで公に広告を出したりして出資者を集めていますよね。

公募ファンドは情報が沢山世の中に流れていますが、ヘッジファンドは情報が限定的であるため、謎の組織という印象になってしまいます。

 

私募ファンドは規制により公に出資者を募ることができません。しかし、その代わりに金融庁からの規制は緩く「運用の自由度の高さ」が大きなメリットとなります。

投資信託では目論見書に記載した通りに運用を実行しますし、ショートポジションなどを持つことはできません。

ヘッジファンドは制限なく、ファンドマネジャーの判断次第で投資先を決め瞬時にリターンを最大化させていきます。

 

上記で投資信託のファンドマネジャーについて話をしましたが、才覚あるファンドマネジャーが独立してヘッジファンドマネジャーになる理由はこの運用の自由度、そしてそのリターンがそのまま自分の報酬に繋がることなどがあります。

 

ファンドマネジャー

 

一般的に私募ファンドでは募集人数に制限があり、富裕層や機関投資家などを対象にした少数の、大きめの金額を投資してくれる出資者を集めて運用しています。

運用を考える人はまとまった資金がないとそもそも投資ができません。つまり、富裕層以上に出資者は限定されるわけですね。

 

 

ヘッジファンドが生まれた歴史・ウォーレンバフェットの師ベンジャミングレアム氏

ヘッジファンドの生みの親として2つの説があります。生みの親はA.W.ジョーンズ氏というのが定説ですが、あの世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏は、以下の二人が創設した「投資会社グレアム・ニューマン社」が、富裕層から資金を集め運用をしていたことから、同社を初期のヘッジファンドであるとしています。

 

  • ベンジャミン・グレアム
  • ジェリー・ニューマン

 

 

当時ヘッジファンドとは、戦時中であったことから、資産家が資産を保全したいという思いが強く、危機的な市場からも資産を守り抜く特性もあることから「守り」の資産運用先とされていました。

 

後に、今では世界でも有数のファンドマネジャーである、以下の3名が金融業界で台頭してきました。

  • ジョージ・ソロス
  • ジュリア・ロバートソン、
  • レイ・ダリオ

 

 

ヘッジファンドは怪しい」と考えている人も稀に見ます。それはヘッジファンドの存在を正確に認識していないからでしょう。日本では無理がありません。欧米では主流でもまだまだ国内では黎明期です。

 

 

一般的にはヘッジファンドは富裕層や機関投資家、引いてはハーバード大学など有名大学基金が購入する優良な投資先です。

harvard university

 

実際に以下の通り、ハーバード大学もイエール大学も多くのポーションをヘッジファンドに投資しています。

33%と筆頭となっていますね。やはりヘッジファンドをポートフォリオに入れると重厚感があります。米イェール大学も同じくポートフォリオにヘッジファンドを組み込んでいることは有名です。

 

Asset Class Allocation Return
Public Equity 14% 50%
Private Equity 34% 77%
Hedge Funds 33% 16%
Real Estate 5% 13%
Natural Resources 1% -1%
Bonds/TIPS 4% 3%
Other Real Assets 1% 1%
Cash & Other* 8% -
Endowment 100% 34%

Source:米ハーバード大学

 

 

ヘッジファンドと投資信託 それぞれのメリット・デメリット

投資信託のメリット・デメリット

ヘッジファンドと投資信託の違いを最初にまとめると、以下の通りとなります。

 

メリット デメリット
投資信託 公募なのでファンド購入先を見つけやすい ・自分で投資先を選定する必要があり手間がかかる
・目論見書の範囲内のみの運用となるので暴落などリスクヘッジが取りにくい
・運用成績が振るわない
・手数料が高い
・ファンドマネジャーがサラリーマンでありプロ意識が足りない
・インデックス連動率が低い
ヘッジファンド ・投資先の選定含め運用のプロに任せるため、手間が掛からない
・自由度の高い運用を行えるので市場リスク局面でも利益を狙える
・投資利回りが高い
・成果主義の手数料体系からファンドマネジャーのプロ意識が高い
・ファンドと出資者との距離が近く運用レポートも示唆に富む内容
・公に告知していないので投資先を探すのが困難
・最低出資金が高く、敷居が若干高い

 

投資信託のメリット・デメリットについては少し上記でも説明済みですが、以下の点ももう少し詳細に解説します。

  • 運用成績が振るわない
  • 手数料が高い
  • ファンドマネジャーがサラリーマンでありプロ意識が足りない
  • インデックス連動率が低い

 

 

運用成績が振るわない・手数料が高い日本の投資信託

日本ではとても一般的な投資信託ですが、運用成績は良くありません。

金融庁の森長官も以下の通り発言しています。

 

「日本で売られている公募株式投信は5406本ありますが、そのうちインデックス型株式投信は381本です。これから、複利の利益が得られない毎月分配型の投信、レバレッジのかかった投信、信託期間が短く長期投資を前提としていない投信を除き、ノーロードで信託報酬が一定率以下のものに限ると、積立NISAの対象として残ったものは50本弱でした。」

(引用:http://fromhc.com/column/2017/04/1-1.html

 

例えば、米国との比較を見てみるとわかりやすいですね。

日本と米国の売れ筋投資信託の比較

 

収益率がマイナス0.11%にも関わらず、米国より手数料が高いですね。如何に、日本の投資信託が「資金を集めること」に注力しているかがわかりますね。

 

投資信託のサラリーマンファンドマネージャーではプロ意識が希薄?インデックス連動型も期待できない

投資信託は基本的に「サラリーマン」が社内のファンドマネジャーとして出資で集めた資金を運用しています。

 

想像すればわかりますが、毎月基本給と成果次第で軽微なボーナス支給しか追い求めるものがないファンドマネジャーでは、プロ意識がヘッジファンドのマネジャーに比べるとどうしても希薄しています。

 

加えて投資信託では投資する国や商品にも目論見書で定めた以上、際限なく商品を選ぶことは不可能です。

例え優秀であったとしてもその才能は制限されています。

 

また、インデックス連動率の話ですが、ご存知の通り投資信託には様々な商品があり、日経平均連動型、オイル価格連動型などがあります。

 

投資信託はこれらのインデックスに連動しパフォーマンスを出すことを目標にしますが私の経験上連動率が低いです。

例えば、オイル価格連動型に関しては、WTI連動型の投資信託を購入しました。

 

購入が2015年であり当時は30USD前後でした。その後45ドUSD(+150%)まで上昇しましたが、運用成績としては120%程度と、実際の価格との乖離が大きかったのです。

 

また、日経平均連動型の投資信託を購入した際は、日経平均が17000円→23000円(+35%)となりましたが、連動は20%以下でした。

ここで解約を考えましたが、ここでも解約手数料がかかってきます。

 

ヘッジファンドのメリット・デメリット

投資信託のメリット・デメリットを把握した上でヘッジファンドのメリット・デメリットを細かく見ていきましょう。

もう一度上記の比較表を確認しましょう。

 

メリット デメリット
投資信託 公募なのでファンド購入先を見つけやすい ・自分で投資先を選定する必要があり手間がかかる
・目論見書の範囲内のみの運用となるので暴落などリスクヘッジが取りにくい
・運用成績が振るわない
・手数料が高い
・ファンドマネジャーがサラリーマンでありプロ意識が足りない
・インデックス連動率が低い
ヘッジファンド ・投資先の選定含め運用のプロに任せるため、手間が掛からない
・自由度の高い運用を行えるので市場リスク局面でも利益を狙える
・投資利回りが高い
・成果主義の手数料体系からファンドマネジャーのプロ意識が高い
・ファンドと出資者との距離が近く運用レポートも示唆に富む内容
・公に告知していないので投資先を探すのが困難
・最低出資金が高く、敷居が若干高い

 

ここでは既出以外の以下の項目を解説していきます。

 

  • 投資利回りが高い
  • 成果主義の手数料体系からファンドマネジャーのプロ意識が高い
  • ファンドと出資者との距離が近く運用レポートも示唆に富む内容
  • 最低出資金が高く、敷居が若干高い

 

ヘッジファンドの投資利回りの高さ・ファンドマネジャーのプロ意識

まずは、利回りの高さを把握していきましょう。以下は金融危機やITバブルが崩壊した時の利回りとなります。

世界株式に対して年率ベースで4.76%のアウトパフォームとなります。複利で考えると大きな差が開いています。

 

世界の株式市場のリターンとヘッジファンドの比較

 

この結果は、ヘッジファンドが「収益を追求する絶対収益型」であることに起因します。

 

このような市場が低迷する期間にも、自由度の高い運用に柔軟に適応し、収益を追い求めるプロフェッショナル意識の高いファンドマネジャーがいるからこその結果です。

 

例えば、筆者が現在出資している「BMキャピタル」はファンド創設以降マイナスの年利回りを出していません。

ファンドマネジャーの運用成績としてリーマンショック時も当然のようにプラス運用を達成していました。

 

投資方針も強固です。バリュー株投資をメインとした10-20%程度の運用成績を「守る」ことで着実な運用益を出す合理的な形を取っております。

 

バリュー株投資 (ばりゅーかぶとうし)

株価の割安な銘柄に投資する手法。一般的には、株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)が市場平均より低いことなどを判断基準とします。「バリュー投資」「割安株投資」ともいいます。⇔グロース投資、グロース株投資、成長株投資

(引用:大和証券

 

同社の運用手法であるバリュー株投資は通常の低PERとPBRの企業に投資をするというものではありません。

しっかりと財務諸表まで分析した上で銘柄を選定する本格的なバリュー株投資と、能動的に株式価値を向上させる動きをするアクティビストとして活躍しております。

 

顧客との距離が近く、運用レポートも示唆に富み、出資者の投資知識の向上にも寄与

資産運用を考えるのであれば、プロに任せっきりではなく、投資をするあなた自身も投資の知識は向上できた方が、長期の資産運用を考えた時に柔軟に対応できますよね。

 

例えば、投資信託を購入する場合は、ネット証券は目論見書、窓口購入であれば大手金融機関の営業員から投資の情報をヒヤリングすることになります。しかし、実際に運用している人とは会話ができないのが難点です。

 

野球の試合に出ている選手から野球を教えてもらうのではなく、野球をよく観戦している人に話を聞いているようなものです。

 

ヘッジファンドであれば、運用主体の方と対面し、投資手法など示唆の富む会話も可能です。今後の投資方針についても相談ができるというメリットがあるのです。

 

ファンドによりけりではありますが、ヘッジファンドは基本的に、運用レポートを出資者向けに提出しています。

 

内容としては、投資判断の具体的な根拠、運用結果、今後の投資方針、経済概況解説など、1流のファンドマネジャーの思考法を知ることができます。

やはり、プロの思考法に身近に触れることは、資産運用の知識を早いペースで向上する効果が明確にあります。

 

最低出資金が高く、敷居が若干高い

投資信託は最低出資額が低く、1000円からというものもありますが、日本の国内ヘッジファンドでは最低出資金が1000万円としていることが通常です。

米国は1億円からが通常であることを考えると、日本はまだまだヘッジファンドの認知度が低いため、良心的な金額となっている部分があります。

 

投資信託などに比べて金額が大きいのは、出資者の数が制限されていることが理由になります。

対面で出資者と会う機会なども考えると、少額で出資者を集めてしまうと業務も回らないことも理由としてあります。

ヘッジファンドに出資額の相談をし、1000万円以下の金額で出資できたケースも多々ありますのでまずは話を聞いてみるのも良いかと思います。

(参照)
BMキャピタルの最低出資金はいくらから?1000万円未満でも投資は可能なのか?

 

まとめ

日本国内ヘッジファンドについて、投資信託との違いも含め、解説してきました。

やはり、資産運用は人に会い、様々な資産運用方法を知った上で投資の最終決定をすべきですので、積極的にファンドに問い合わせ、話を聞いてみるのが第一歩かと思います。

 

 

 

 

 

結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

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資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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