10〜20年で1億円を貯める方法を解説

1000万円から5000万円の資産運用

10年〜20年で1億円を貯めるシミュレーション!年利4%、7%、10%(パーセント)の投資先を紹介!

2022年6月27日

最近筆者の勤務先の若手に「10年で1億円貯めるにはどうすれば」という質問をされました。

世の中、本当に「FIRE」の考え方が流行していますね。

 

FIRE ムーブメントは、経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイルまたはそれを啓蒙するムーブメントを指す造語。米国から始まって欧州や日本などにも広がった。

wikipedia

 

筆者が若手の頃よりも資産運用に関しての情報、商品が現代では豊富であり、多くの方に10年で1億円の資産を作る機会が提供されていると思います。

筆者が20代前半の頃にインデックス投信の魅力について発信している人など皆無でした。

 

1億円を構築するシミュレーションをする前にやるべきこと

1億円を構築するためのシミュレーションを行う前にすることがあります。

それは1000万円程度までは必死に年収を上げて節約をすることです。

資産運用には元本が必要となってきます。元本が1000万円ほど資産が積み上がってから力を持ち始めるものです。

 

厳しい言い方になりますが資産が1000万円に届いていないようでしたら資産運用以前の問題です。

1000万円ほどの貯金が貯まった時に、資産運用を本格的に考えましょう。

 

ちなみに、筆者も一番辛かったのはゼロから1000万円の貯金を作るまでです。

年収を上げるために転職などを経験し、果敢に収入アップを目指しました。激務の時期もあり精神的に辛かったですが、早く資産を作るにはタネ銭が必要だからです。

 

そして、一番難易度が高かったのは、実は収入を上げることではなく、「生活水準を上げない」ことでした。

収入を上げれば上げるほど、使える金額は増え、高額消費をする人との付き合いが増えます。

この状況で生活を変えずに、寧ろ節約を考えるのは堪えました。しかし、収入が毎月資産額へ大きく寄与していくインパクトは凄まじいものだと同時に思いました。

意外と、この苦しい時期は短期間で済んだのです。

 

そして、本格的に資産運用を考えはじめ、株式投資、投資信託、債券投資、などなど分析を続け、今の投資スタイルとなりました。

結果的に派手な投資は避け、着実に運用リターンを出していくのが最も資産を伸ばせる方法と確信しています。

 

貯金が数千万円から1億円へのシミュレーション(10年〜20年)

例えば1000万円の資産でも、20年あれば1億円は現実的になってきます。

実際に、正しく運用すれば年利4%の利回りは実現可能というのが定説です。1000万円を4%で資産運用して、元本を増やす努力を怠れば20年でも資産は2倍にしかなりません。

とはいえ、本業以外の収入が年間50万円以上増えるわけですから実は凄いことですよね。

 

平均4%利回り

年数 運用元本 リターン
0 10,000,000 400,000
1 10,400,000 416,000
2 10,816,000 432,640
3 11,248,640 449,946
4 11,698,586 467,943
5 12,166,529 486,661
6 12,653,190 506,128
7 13,159,318 526,373
8 13,685,691 547,428
9 14,233,118 569,325
10 14,802,443 592,098
11 15,394,541 615,782
12 16,010,322 640,413
13 16,650,735 666,029
14 17,316,764 692,671
15 18,009,435 720,377
16 18,729,812 749,192
17 19,479,005 779,160
18 20,258,165 810,327
19 21,068,492 842,740
20 21,911,231 876,449

 

毎年元本を増やす努力をした場合、リターンは一段と跳ね上がります。

例えば年間300万円を追加投資するのであれば以下の通りとなり、20年で資産が1億円に到達します。

 

平均利回り4%による運用(追加投資)

 

年数 運用元本 リターン 追加投資
0 10,000,000 400,000 0
1 10,400,000 416,000 3,000,000
2 13,816,000 552,640 3,000,000
3 17,368,640 694,746 3,000,000
4 21,063,386 842,535 3,000,000
5 24,905,921 996,237 3,000,000
6 28,902,158 1,156,086 3,000,000
7 33,058,244 1,322,330 3,000,000
8 37,380,574 1,495,223 3,000,000
9 41,875,797 1,675,032 3,000,000
10 46,550,829 1,862,033 3,000,000
11 51,412,862 2,056,514 3,000,000
12 56,469,376 2,258,775 3,000,000
13 61,728,151 2,469,126 3,000,000
14 67,197,278 2,687,891 3,000,000
15 72,885,169 2,915,407 3,000,000
16 78,800,575 3,152,023 3,000,000
17 84,952,598 3,398,104 3,000,000
18 91,350,702 3,654,028 3,000,000
19 98,004,730 3,920,189 3,000,000
20 104,924,920 4,196,997 -

 

追加投資を5000万円以上しているので、当然かと思うのかもしれません。しかし、運用リターンは20年で4000万円を超えています。これは毎年の本業以外の収入が200万円となっています。

先程の追加投資なしの場合は本業以外の収入は50万円ほどでした。実に4倍となっています。

 

上記は資産が1000万円の駆け出しの投資家の場合です。

資産が3000万円、5000万円などあり資産運用の知識もある中級者以上であれば、さらに資産が1億円に到達するのは早くなるでしょう。

資産3000万円の人が利回り7%の運用を実現できれば追加投資なしでも20年で資産1億円は容易に到達します。お釣りがくるレベルです。

 

平均利回り7%による運用

 

年数 運用元本 リターン
0 30,000,000 2,100,000
1 32,100,000 2,247,000
2 34,347,000 2,404,290
3 36,751,290 2,572,590
4 39,323,880 2,752,672
5 42,076,552 2,945,359
6 45,021,911 3,151,534
7 48,173,444 3,372,141
8 51,545,585 3,608,191
9 55,153,776 3,860,764
10 59,014,541 4,131,018
11 63,145,559 4,420,189
12 67,565,748 4,729,602
13 72,295,350 5,060,675
14 77,356,025 5,414,922
15 82,770,946 5,793,966
16 88,564,912 6,199,544
17 94,764,456 6,633,512
18 101,397,968 7,097,858
19 108,495,826 7,594,708
20 116,090,534 8,126,337

 

20年で運用益が8600万円です。本業以外で年収が430万円増加するイメージですね。複利パワー恐るべしですね。

20年このように寸分の狂いなく毎年7%の利回りとなることはまずあり得ません。しかし、マイナスリターンを複数年出さない限りはイメージに近い結果を残せると思います。

大きくマイナスを出すようであれば、厳しい結果になるでしょう。

 

年利回4%〜7%の確保で有望なのはインデックス投資ではあるがリスクもある

上記で個人投資家の現実的な利回りは4%であると述べました。

この利回りは主に米国のS&P500指数で積み立て投資をしていれば、平均的な利回り4-7%は見込めるだろうということだと思います。

過去の実績を見れば、十分に根拠があり、毎年コツコツと積み立てていけば良い結果になるのかもしれません。

 

過去の相場を見れば、リーマンショックなどがあれど、株価は上昇してきました。そして、今や多くの人がインデックス投資の積み立てに躍起になっています。

S&P 500 Index Fund Average Annual Return Rate

 

しかし、この株高のカラクリは全て長期金利の大幅な低下、つまりFRBの政策によるものであることは分かりきっています。

以下の通り、1980年より米FRBは度重なる金融緩和で、40年にも亘って長期金利を下げてきました。

 

 Market Yield on U.S. Treasury Securities at 10-Year Constant Maturity, Quoted on an Investment Basis (DGS10)

 

金利が下落すると預金をしてても資産が増えないので株式投資を行うインセンティブが高くなります。結果として金利が下落する局面では株式は上昇していきます。

結果として、資本主義は加速し、米国では大きな富と格差が生まれました。

 

株価は上昇し貧富の差が以前よりずっと鮮明になりました。Forbsの億万長者ランキングを見ればわかると思いますが、上位は米国企業の経営者ばかりです。

国として一つの経済活性化の成功モデルなのかもしれませんが、すでに限界が来はじめています。

2022年に入りインフレ率は前年比+8%以上、そして止まる気配がありません。

これは40年間の金融緩和のツケが回ってきたと多くの著名な投資家は語ります。そして、株式を売っているのです。

 

2022年より、株式市場は大幅に下落しています。2000年代より株高で暴れ回っていたナスダックも、下落を続けています。

この後、再び上昇に転じる(下落相場は反発も強いが力尽きる)かもしれませんが、長期的にはさらに下に掘っていくのではないかと思います。

 

ナスダックの2022年の株価チャート

 

2021年の後半には、米国インデックスへの投資をするのが当たり前だという一般投資家の声が相次ぎました。筆者が過去に10年以上投資をしてきて、このような状況には一度もなりませんでした。

つまり、靴磨きの少年の逸話は有名ですが、まさに同じことが起こっているのではないかと懸念する次第です。

そして、実際に多くの犠牲者が今後さらに増えるのではないかと思っています。

 

1929年の夏、ケネディが靴磨きの少年に靴を磨いてもらおうとしたときのこと。少年は米紙ウィール・ストリート・ジャーナルを読んでいて、株取引に夢中でした。ケネディに対して自慢げに、推奨銘柄を教えたりなどします。この少年との出会いで、ケネディは相場撤退を決意したと伝えられています。

バルークにも、似たようなエピソードが残っています。この時期に、自宅近くでホームレスのような老人に呼び止められて、「いいネタがあるけどどうかね?」と、耳元でささやかれたというのです。株の購入を薦められたというわけです。バルークもこの老人との出会いで、相場がこれ以上、上がることはないと確信したと伝えられています。

株価下落でもうけるのはどんな人? 歴史に学ぶマネー術

 

ブームになるものは捨てられる、これが株式市場の現実だと筆者は知っています。因みに現在のような高いインフレ率が発生した1970年代のS&P500指数の株価の推移は以下となっています。

10年間でリターンはほぼありませんでした。こうなる可能性が十分に2022年行こうの相場ではありうるのです。

 

1970年代の株価推移

 

あくまでインデックス投資が年率7%のリターンが得られるというのは超長期の話です。

株式には堅調な時期と軟調な時期が明確に存在します。2010年代は年率10%以上のリターンで大きく上昇しましたが2000年代は停滞していました。

 

インデックス投資の落とし穴

 

上記のように株式市場は明確に調子の良い時期と悪い時期が存在するのです。

2020年代は2010年代の中央銀行の大規模緩和によるバブル相場の副作用によって軟調な相場になることが想定されます。

インデックス投資で4%から7%のリターンを狙うには20年以上の長期スパンで考える必要があるかもしれません。

 

今後も堅実な利回りを獲得するには?平均年利10%の投資先も

筆者が辿り着いたのはヘッジファンドへの投資でした。(年平均利回り10%となっています)

ヘッジファンドとは

 

上記のインデックス投資も、完全にポジションをゼロにするのではなく2割程度は積み立てをしています。

しかし、着実なリターンを獲得するには、堅実にどのような相場でもプラスを積み上げてくれるファンドが非常に魅力でした。

 

筆者は投資信託も常に分析を重ねていますが、多くのアクティブ投信は相場の下落と共に大きくその価値を下げていきます。

過去にひふみ投信なども購入して運用していましたが、日経平均株価と連動してマイナスリターンを計上するようになってからは、他ファンドへ投資先を切り替えました。

 

投資信託分析

 

ひふみ投信は明らかに規模が大きくなりすぎて、リターンが劣後するようになりましたね。

ヘッジファンドの魅力は市場環境に影響されることなく堅実なリターンを出し続けてくれることにありいます。

「ヘッジファンド」という名前からわかるとおり、市場が下落する局面でも堅実なリターンを出すことを至上命題としています。

 

実際、ヘッジファンドは市場の下落局面であっても以下の通り損失を抑制したり、リターンをだして高いリターンをあげています。

市場環境に依拠しない安定性こそが長期的な資産運用という観点で非常に重要になってくるのです。

 

ヘッジファンドは株式市場が下落する局面でもリターンをあげて素晴らしいパフォーマンス

 

以下では10年間一度も年度ベースでマイナスをださずに安定して10%程度のリターンを出し続けているファンドを含めてランキング形式でお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

 

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1億円で利息生活するとしたらいくら必要なのか?何年暮らせる?

基本的に1億円で年利回り4%を達成できるのであれば、税前で400万円の収入、税後で320万円が手元に残ります。(税率20.315%)

320万円を12ヶ月で割れば、月に26万円使えます。生活費を26万円に抑えることができれば、利回り4%を実現する限りは何年でも暮らせるでしょう。

 

ただし、例えばこの4%を配当株などで運用している場合は、配当は貰いつつも元本は株価の下落で減っていたというのが大半の方が経験したことでしょう。

また、4%の利回りで毎年利益確定をして、生活費に使うというのも、複利効果を打ち消す結果になりますので非常に勿体無いです。

複利運用を続けていけば、さらに投資元本が増えるのにどうしてそんなことをしてしまうのでしょうか。

 

1億円でリタイアしてはいけません。その点は以下の記事でも詳しく触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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結び

金融資産2〜3億円で完全リタイアは可能か?安定した生活を送るための運用法(50歳、60歳など年代別ポートフォリオを検討)

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。しかし、この情勢は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

depression

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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